忘れ物のないように、ちゃんと準備したはずなのに、出かけてから忘れ物に気が付いてパニックになってしまうなんて困りますよね。
現実にそんなことがあれば大変ですから、事前の準備は大切です!
ですが、夢の中で忘れ物をしてしまうのは、自分ではどうしようもないことです。
しかし、忘れ物の夢を見ればちょっと気になりますよね。
これは何かの予知のようなものなのか・・なんて深読みしそうになるかも知れません。
忘れ物の夢を見るのは、何か心理的なことが影響しているのでしょうか。
なぜ忘れ物の夢を見るのか、その意味を解説します。
忘れ物の夢の意味
忘れ物の夢の基本的な意味は、強い自立心と孤独の表れです。
たとえば子供の頃の記憶の中に、忘れ物をしても家族が届けてくれたこと。
どこかに忘れ物をしても、誰かが届けてくれたこと。
このようなことが記憶に残っていると、人のサポートの大切さがわかっていると思います。
そういう記憶があるからこそ、自立心の中にも人が支え合うことの大切さを感じているはずです。
そういう人間同士の支え合いができなくなることへの心細さが、忘れ物の夢につながります。
忘れ物をして困ったときに、サポートを求めることに抵抗を感じたり、助けてもらう人がいないという気持ちに圧迫されています。
どんな時も自分が困らないようにしなければいけないので、いつもどこかで緊張感が解れないのではないでしょうか。
財布を忘れる夢
財布はお金を象徴するものです。
財布を忘れても、電子マネーとかスマホ決済など、何とかなる世の中ではありますが、やはり財布を忘れるのはとても困ります。
一番忘れてはいけないものではないでしょうか。
たとえ夢だとしても、財布を忘れるのは焦ると思います。
財布を忘れる夢は、経済的にピンチになりつつある精神的な不安が影響していると考えられます。
お金が無くなってしまったらどうしよう・・という漠然とした不安があなたの心に潜んでいるからでしょう。
計画的にお金を使うように心がけ、ほんの少額でも良いので、コツコツをお金を貯めて不安感を押し流してください。
カバンを忘れる夢
家を出る時からカバンを忘れることはまずありません。
もしもカバンを忘れるとすれば、外出先ではないでしょうか。
飲食店、トイレ、電車やバスなどです。
外出先でカバンを忘れる夢を見たのは、人間関係に何か問題が起こりつつある不安が影響していると考えられます。
カバンの中には、財布、携帯電話、手帳など、その日の活動に欠かせないものが入っています。
それはあなたを取り巻く人間関係を象徴しているのです。
そんな大切なカバンを忘れてしまうのは、人間関係をリセットしたい気持ちが芽生えているのではないでしょうか。
スマホ(携帯電話)を忘れる夢
携帯電話が普及し始めてから30年近くなり、スマートフォンが登場してから10年以上になります。
ほとんどの人がスマホを持っています。
スマホを使いこなしている人にとっては、財布やカバンよりもスマホを忘れる方が困るかも知れません。
夢の中でスマホを忘れたのは、コミュニケーションに対する不満や不安が反映しています。
スマホがあれば、プライベートでもビジネスでも、人と接することが簡単にできます。
そんな重要なツールを忘れる夢は、深層心理の中にスマホに束縛されているような重圧を感じているのではないでしょうか。
パスポートを忘れる夢
パスポートは、海外では自分の身元を証明するための身分証明書としても使われます。
海外に行くときにパスポートを忘れるのは、絶対にダメなことですよね。
もしもパスポートを忘れる夢を見たのなら、自己主張したい気持ちが高まっていると考えられます。
自分自身の存在をもっとアピールしたいのに、あまり人から認められないのが不満なのではないでしょうか。
チケットを忘れる夢
コンサートや演劇など、チケットがなければ入場できないので、忘れてしまえば諦めるしかないのです。
チケットを忘れてしまい、会場に入れなくてガッカリするのは、たとえ夢でも悲しい気持ちになりますね。
チケットを忘れる夢は、目の前に差し出されたチャンスを失うことを意味しています。
もしもあなたに何かチャンスが巡ってきたのに、ためらっているのなら、大きなチャンスを逃してしまうサインです。
家のカギを忘れる夢
出かける時に施錠するはずなので、家のカギを忘れることは滅多にないと思います。
ですが、夢の中なので現実には起こらないようなことが起こります。
家のカギを忘れて出かけてしまい、帰宅した時に家に入れなくて困っている夢。
または家のカギをどこかに忘れてしまい、家の中に入れなくなる夢。
このような夢を見るのは、あなたの心の中に「家に帰りたくない」という気持ちがあるからだと考えられます。
誰もが自分の家は安らげる場所であればいいのですが、そうとも限りません。
家族がいる人は、家族との関係が上手くいっていなければ帰りたくないと思いますよね。
家族との関係は悪くなくても、仕事と家事を両立している有職主婦は帰宅してからの方が忙しかったりします。
一人暮らしなら、誰にも気を使わないし、自由気ままなので帰りたくないなんて思わないような気もしますが、誰もいない部屋に帰るのは寂しくなるから帰りたくない気持ちになることもあるでしょう。
自分の家が心安らげる癒しの場所になっていない可能性があるので、家の中での過ごし方を見直してみると良いのではないでしょうか。
ハンカチを忘れる夢
ハンカチは身を清めるものや身を守るものの象徴と考えます。
汚れをふき取ったり、ケガをした時は傷を保護するなど、ただ汗を拭うだけのものではないのです。
夢の中でハンカチを忘れたことをはっきりおぼえているのなら、それはあなたが注意しなければいけないことを怠っている自覚の表れではないでしょうか。
普段からハンカチを持ち歩かない人でも、ハンカチを忘れる夢が気になったのなら、ぜひ身の周りに注意すべき点がないかどうか、再確認してみるといいですね。
メイク用品を忘れる夢
外出先で化粧直しをしようと思ったら、メイク用品を忘れて焦るというような夢は、女性が見ることが多いと思います。
メイク用品を忘れる夢は、あなたが自分の容姿に対してもっと自信を持ちたいという願望が強くなっていると考えられます。
メイクを整えて外出する夢ではなく、メイク用品を忘れるのは、いつでも自分を完璧にしていたいという気持ちの表れではないでしょうか。
美しくなりたいと思うのは悪いことじゃないのですが、外見だけじゃなく内面磨きも忘れないようにしましょうね。
書類を忘れる夢
何かの手続きのために外出したのに、肝心の書類を忘れる夢。
銀行なのか、役所なのか、契約なのか、書類といってもいろいろですね。
目的や行く先は違っても、その目的に必要な書類を忘れる夢を見るのは、何でも完璧にやらなければいけないという強迫観念に駆られていると考えられます。
書類は仕事をあらわすものですから、主に仕事に対して強いプレッシャーを感じているのではないでしょうか。
自分だけで何もかも完璧にこなそうとするのではなく、周りの協力も受け入れるようにすると心の余裕が生まれると思います。
まとめ
忘れ物をする夢は、不注意が起こらないように気を付けるきっかけになるかも知れません。
何か不安なことがあったり、心配なことがあるのなら、外出前に忘れ物のないように確認する習慣を身に付けるのも良いと思います。
忘れ物の夢には、自分へのお知らせの意味があると考えてみると、良いヒントになるはずですよ。