産後に夫が嫌いになる原因は!一時的な心と体のバランスと理解する!

家族

出産するまではこの世で一番好きだと思っていた人なのに、出産した途端に夫のことが大嫌いになってしまう。

それを産後クライシスと呼ぶようになりました。

まさに産後すぐに別居、離婚となった経験があるので、今思うとあれは産後クライシスに当てはまる状態だったのだと思います。

なぜ産後に夫が嫌いになるのか、それぞれの立場で理由は違うと思いますが、自分の経験したことを思い出しながら考えてみます。

産後クライシスによって離婚してしまう夫婦が増えているという現実を考えると、うまく乗り越えることが大切でしょうね。

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産後に夫が嫌いになる原因

出産しても旦那さんのことが大好きで、一緒に育児を楽しんでいる夫婦は羨ましいですね。

産後に夫のことが嫌いになり、夫婦関係が崩壊してしまい、そのまま離婚となってしまうケースでは、産後2年以内に離婚することが多いようです。

なぜ産後は急に夫への愛情が薄れてしまうのか、原因を探ってみましょう。

ホルモンの変化

妊娠初期から産後まで、女性の身体にはホルモンの変化が目まぐるしく起こっています。

産後は母乳を出している間は、排卵も起こりにくいので女性ホルモンが妊娠前に戻るまでには数か月から1年くらいの時間が必要です。

女性ホルモンには、恋愛感情を高めて幸せな気持ちになれるエストロゲンというホルモンがあります。

このエストロゲンの分泌量がもとに戻らないうちは、夫に対して元通りの感情を持つことが難しくなることがあります。

旦那さんが妊娠中、出産後に何か余程ムカつくことをしたわけでもないのに、イライラしたり嫌いになってしまうのは、ホルモンの影響だと考えられます。

子供に愛情が集中する

初めての出産を終えた後に多いのが、子供への母性が溢れすぎて夫に興味がなくなることです。

これは私もきっとそうだったのだと思います。

夫が嫌いになったというよりも、生まれてきた小さな命があまりにも愛おしくて、自分の胸に抱かれてスヤスヤと眠る姿を見て「この子以外に何もいらない」とさえ思ってしまうのです。

子供を独占したいというような感情さえ湧いてしまうほど、子供への愛情が集中してしまい、夫のことは後回しになってしまうのです。

それをやさしく見守ってくれる人ならいいのですが、そこで二人の関係がギスギスしたものになると、愛情はどんどん薄れてしまうのでしょう。

育児疲れ

昔と違って家事や育児は夫が協力するのが当たり前だと言われる世の中ですが、現実はそんなものじゃありません。

フルタイムで働いている妻のいる共働き家庭でも、ほぼ100%の家事を妻一人でやっていることも珍しくありません。

ワンオペ育児という造語が問題になるほど、女性はどんどん厳しい状態で生きていかないといけません。

もちろん、夫だけが悪いわけじゃないでしょう。

残業しないと生活が厳しいとか、非正規雇用のまま働き続けていて副業をしないと生活できないとか、理由は色々あるでしょう。

ですが、育児と家事と一人で全て済ませて、ヘトヘトになってしまう頃に帰宅する夫に対してイライラすることもあるのは当然のことでしょう。

たまには同僚と仕事帰りに一杯飲んできたとか・・。
そんな時間があるなら少しは手伝ってよ!!と叫びたくなりますよね。

怒りの蓄積が憎しみへと変わる日も遠くないでしょう。

夫の態度

産後の女性の身体はとてもデリケートです。

ホルモンの変化が落ち着くまでは、女性として夫と触れ合う準備がまだできないこともあるのです。

でも、そんなことも理解してくれなくて夫婦生活を求められるとすごく嫌な気持ちになる女性も少なくないでしょう。

それだけじゃありません。

育児に手のかかることは見ていてわかるはずなのに、自分にかまってくれないことで子供みたいにやきもちを妬くような夫に呆れてしまい、嫌いになってしまうこともあります。

母親になった自分と、父親になれない夫との間に埋めることができない深い溝ができてしまうのです。

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産後クライシスによる離婚

離婚率は3組の1組から2組に1組に近くなっているほど離婚する夫婦は増えています。

その中には産後クライシスと呼ばれる夫に対する不満や怒りの感情による離婚も含まれています。

産後クライシスになる原因を調べてみると、ほとんどは現代特有の問題ではなく、昔からあるはずです。

しかし今と違うのは、女性が仕事をして収入を得ることがとても難しかったので、せめて子供が成長するまでは、顔も見たくないと思う夫と我慢して夫婦を続けていた人が多かったようです。

それを証明するかのように、熟年離婚というのが流行語になった時代に60代前後だった年代は、専業主婦がとても多かったのです。

収入を得る手段がないし、子供を成長させるための生活を支える自信がなければ、夫のことが嫌いでもガマンするしかありません。

今は女性が収入を得やすくなったので、幼い年齢の子供を抱えても生活できうシングルマザーもいます。

それでも子供を立派に成長させるためには、一人で働いて得る収入だけでは厳しいのが現実です。

夫と生活するのはどうしても耐えられないほど嫌いになってしまった場合は、相当な覚悟を持って離婚について考えるようにしないと、子供にも悲しい思いをさせてしまうので気をつけましょう。

じつはこのブログの管理者である私も、産後クライシスであったのではないかと思っています。

子供を夫と義父母に会わせるのも嫌になり、遠ざけることばかり考えていました。

子供を奪われるような気持ちになったり、敵対視するようになりました。

結果的には産後2年以内の離婚という結果になったのです。

離婚したことは後悔していませんが、子供には苦労をかけたので、申し訳ない気持ちは何年経っても消えることはありませんでした。

実家に頼り過ぎに注意

産後クライシスになるのを防ぐためには、育児の負担を自分だけで抱え込まないで、助けてもらえる人には頼ってもいいと思います。

ただ、自分の実家にばかり入り浸ると、徐々に夫のいる我が家に帰るのが苦痛になってしまうことがあります。

自分によって居心地の良い場所に居続けたいと思うのは、当たり前ですよね。

これもまた私の経験ですが、夫が仕事のためにほとんど家にいない状況だったので、実家に滞在する期間が徐々に長くなりました。

夫のいない家で母子家庭のような生活を送るのであれば、実家にいたほうが安心できました。

おじいちゃんやおばあちゃんに可愛がってもらえるので、子供にも良いと思ったので、どんどん実家に入り浸るようになりました。

その結果、別居、離婚へと急加速していきました。

実家に頼る時は、日ごろの育児疲れをリフレッシュするための自分へのご褒美と思って、入り浸らないようにしないとそのまま別居、離婚になってしまうこともあるので気をつけましょう。

まとめ

産後クライシスになるのは、やはり夫と上手くコミュニケーションがとれていないことが大きいと思います。

里帰り出産している間に、自分の心と身体がすっかり変化しているのに、まったく変わらない夫と生活するのはイライラするものです。(私の経験)

なぜイライラしてしまうのか、二人で話し合ってみてください。

母親になったあなたと、父親になり切れていない旦那様の間にある溝は、簡単に埋められないと思います。

ですが、一時的な心の変化だと理解して、先走って行動しないようにしてくださいね。

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