出会った瞬間にまるで雷に打たれたみたいに衝撃が走った!
「この人と結婚する」と直感でわかった。
きっと生まれる前からの運命で、出会ったのも偶然ではなく必然だった。
こんなセリフを聞くと、運命の人ってホントにいるような気がしてきます。
私は占いやスピリチュアルなどにはあまり興味はない人間ですが、科学では説明できないことが世の中には起こるということも否定しません。
運命の人はきっといるのだと信じたいのですが、結婚相手に運命の人を求めるのはやめました。
結婚相手は運命の人じゃないと幸せになれない!と信じている人がどのくらいいるのかわかりませんが、運命の人に出会うことと結婚相手に出会うことは違うという現実について解説します。
結婚相手に運命の人を求める
運命は自分の意思とは関係なく、見えない力で定められていることです。
自分の意思とは関係なく起こることを運命とするなら、自分で自由に変えることができないはずです。
ですが、運命は変えられる!とい人もいますよね。
運命だから逆らってもムダだと諦めるな!という意味でしょうが、ホントに運命として人生が定められているのなら、何をしても変えることはできないはずです。
運命の人とは、世の中にたった一人だけというわけではなく、自分の人生で出会う人すべてが運命の人だと考えるとわかりやすいでしょう。
どこでどんな人に出会えるのか、それは自分の意思ではなく運命で決まっているので、大嫌いな人も、興味のない人も出会うべくして出会った運命の人です。
一生のうちに会えることができない人の方が圧倒的に多いわけで、そう考えるとどこにでも運命の人との出会いはあるわけです。
では、世の中の人たちが運命の人だと感じるのはどういう相手なのかと言えば、相性の良い人のことだと思います。
運命の人との出会いは、長い交際期間で確かめ合う必要もなく、相性の良さを直感的にわかるということでしょう。
運命の人と恋愛する確率
私は出会う人がすべて運命の人だと思えるようになるまでに恋愛や結婚で痛い失敗を繰り返してきました。
過去には、「この人は絶対に運命の人だ」と思って好きになった人もいますが、結局上手くいかなかったので、そもそも運命の人と恋愛すれば幸せになれるという思い込みもしていません。
ですが、そんな冷めた考え方をするようになるのは悲しいことです。
運命の人との出会いがあるはずだと信じている人に「そんなのナイナイ」と否定するのは良くないと思うので、運命の人に出会う確率について考えてみることにします。
といっても、私は数字を計算するのが恐ろしく苦手なので、数字で示す確率の計算式で説明するつもりはありません。
運命の人は地球上にたった一人で、その人とは必然的に出会って恋に落ち、そして結婚することが定められているとすれば、運命の人に出会うために何か努力する必要はありませんよね。
見えない力で運命の人と出会うことができるはずです。
自分の力では変えられないのが運命と考えればそうなるはずでしょう。
しかし多くの人の中から運命の人を見つけ出さないといけないとしたら、1人でも多くの人に出会わなければ確率が下がります。
運命の人に出会う確率を上げるためには、人に出会うのを怖がらずに、出会いの機会をどんどん広げることが必要ではないでしょうか。
運命の人は自分が作り出している
ラブラブの恋人同士から惚気話を聞かされたりすると、電気が走ったとか、ビビッときたとか、運命を感じたというのはよく聞く話です。
出会った瞬間のことをどう感じたのかは、それぞれの感じ方なのでわかりませんが、他人から聞いても「それは運命の人なのかも」と思うことがあります。
例えば、二人が同じ誕生日だったとか。
全く知らない者同士だと思っていたのに同じ学校に通っていた同窓生だったとか。
他にも、親同士が知り合いだったとか、生まれた病院が同じだったとか。
全く知らない二人が出会い、恋愛した相手と何かつながりがあることがわかれば、運命の人だと思うのも納得してしまいます。
ですが、それが運命とは限りません。
二人が話をしているうちに、共通することを無意識のうちに探しているのではないでしょうか。
私も誕生日が一日違いの人とネットで知り合った時には、「一日違いの誕生日って運命の人かも」と思ったことがあります。
運命の人だと信じたい気持ちが強くて、無理やりこじつけているわかりやすい例です。
なぜ運命の人に出会える人がいるのか
ここまで運命の人との出会いについて少し否定的なことばかりを書いてきました。
でも、運命の人と出会った時に「第六感」が働いて、ホントに雷に打たれたみたいにわかる人もいるようです。
いわゆる霊感の強い人、勘の鋭い人は、運命の人と出会うとピンとくるようです。
残念ながら私には霊感はないし、女の勘のようなアンテナも人並み程度なので、運命の人を見分けることはできません。
第六感で運命の人を見つけ出すことができる人は、とても限られた人だと思うので、パワーのある占い師とかスピリチュアルカウンセラーなどに運命の人を探してもらいたくなるのでしょう。
世の中には運命の人と出会うことで幸せになると信じている人もいますが、運命の人と前世で敵同士だったのかともう程、腐れ縁で不幸にも傷つけあうようなこともないとは言えません。
「この人が運命の相手です」と選び出された人が自分の好みの相手じゃなければ、運命を否定したくなるはずです。
必ずしも運命の人と出会えれば幸せになれると過信しない方が良いと思います。
相手の条件で選ぶ結婚
一目惚れした相手や初対面で運命を感じた相手と結婚した人は、収入、職業、外見、家族構成などの条件をもとに結婚相手を探すことに否定的になりがちです。
そういう計算の上で生涯のパートナーを選ぶことを、まるで悪のように言う人もいます。
ですが、一生を共にする相手だからこそ、求める条件を決めて選ぶ方が失敗の確率が低いような気もするのです。
運命の人じゃないとダメ!と頑なになってしまうよりも、もっと柔軟になった方がチャンスは大幅に広がるのではないでしょうか。
まとめ
結婚したいけど運命の人にまだ出会っていないから結婚しないだけだという知人の女性がいます。
運命の人との出会いを信じて未婚のままアラフィフにるまでずっと独身を通しているのですからスゴイと思うようになりました。
ホントの運命の人に出会うのを待っているのか、それとも結婚しない理由として便利な言い訳として運命の人を使っているのかわかりませんが、最近は少し後者のような気がしてきました。
あなた運命の人を信じられるでしょうか。