あなたって真面目よね
そんなことないわよ
こういうやり取り、よくありますよね。
これって、真面目だといわれたのは誉め言葉だと受け止めて、謙遜して「そんなことない」と言っているのだと思いますか?
なかにはほんとに謙遜しているだけの人もいるかもしれません。
ですが、大半の人は「真面目ですね」といわれるのは嬉しくないのです。
その理由は、真面目な人は人気がなく、不真面目な人のほうが好かれやすい傾向があるからではないでしょうか。
真面目がダメで、不真面目が好かれる理由について掘り下げてみました。
真面目な人は人気がない
真面目な人は恋愛においてはモテないというイメージがあります。
とはいえ、真面目な人と恋愛した方が自分にはプラスになることはわかっているはずです。
それなのに真面目な人がモテないなんて、全く不可解な話です。
しかしこれは恋愛に限ったことではなく、どんな場面でも真面目では人気者になれないのは、ただの錯覚ではないでしょう。
その理由について、考えられることをあげてみましょう。
他人にも厳しそう
真面目な人は、自分に科したルールなどにも厳しいので、それに従って他人にも同じように厳しい目で見ているように感じます。
他人に厳しく接するわけじゃなくても、真面目な人が自分自身を甘やかさない姿勢を見せることで、周りにいる人も甘えてはいけない気持ちになるのです。
真面目な人は悪いと思うわけじゃなく、真面目な人の近くにいると、自分がダメな人間に感じて落ち込んでしまうこともあるでしょう。
そういう気持ちになるのが嫌だから、真面目な人とは距離をおいて付き合いたいと思うのではないでしょうか。
気を使ってしまう
真面目な人には、必要以上に気を使ってしまうのは、口数が少ないからではないでしょうか。
真面目=無口というのは、先入観なのでしょうが、無駄なことを話したがらない印象はあります。
打ち解けるための笑い話などで距離を縮めようとしても、それが通じないと落ち込みますよね。
頑張ったのに・・・
真面目な人は周りに気を使わせてしまうことがあるので、人気者になれないのかも知れません。
褒めるのが下手
褒めるのが下手というのは、言い換えるとお世辞が下手ということです。
なぜ真面目な人は褒めるのが下手なのかというと、自分が褒められるのが好きではないからでしょう。
本心から認めて、評価して、褒めてくれるなら素直にうれしいのでしょうが、社交辞令的なお世辞を言われるのが嫌いなので、人に対してもお世辞は言わないのです。
人間関係を円滑にするためには、多少のお世辞も必要だと思うのですが、それが嫌なのが真面目な性格の人に多いのです。
お世辞が言えないからダメというわけではないですが、一緒にいていい気分になることは少ないのではないでしょうか。
真面目とは
真面目というのは、ガチガチの堅物で頑固で融通が利かないというイメージで語られることがあります。
ですが、本来の真面目とは嘘やいい加減さがなく、真剣、本気なことです。
多少のいい加減さがないと、一緒にいる人が疲れてしまうので、人気者になれないというのは何となく理解できます。
嘘をついて人を悲しませたり傷つけたりするわけじゃないのなら、多少のゆるさは大切かも知れませんね。
不真面目は人気者なのか
真面目ではなく不真面目な方が人気者になるというのは、ある視点ではそうなのかも知れません。
ですが、その人気はとても無責任なものなのです。
不真面目な人が面白おかしく話す様子は、周りで見ているだけなら楽しく感じます。
そういう人の周りには、多くの人が集まるように見えるので、人気者のように映るのではないでしょうか。
ですが、それはその人の本質を見ているわけではなく、表面上の楽しい部分しか見てないので無責任な人気なのです。
不真面目というのは、その場の空気を楽しくするために嘘やいい加減な話をすることもあるため、信頼されないこともあるため、いざというときには人気者ではなく独りぼっちになってしまうこともあるのではないでしょうか。
まとめ
不真面目でも真面目でも、人気者になるかどうかが基準で生きるのは疲れますよ。
他人様の評価よりも、自分が生きやすい生き方を選択すれば良いと思いませんか?
自分を追い込まず、無理をせず、自分らしく生きられるなら、真面目も不真面目も構わないのではないでしょうか。