片思いは切なくてつらいものですよね。
届かぬ思いを自分の胸の中に抱えている恋は、ずっと叶わないかも知れないと思うと、悲しくてやりきれなくなります。
でも、そんな片思いが実った時には、今までの切なさがウソのように消えていきます。
夢にまでみた両思い!相思相愛になったら幸せなはず。
ところが、恋が実って恋人同士になった途端に、片思いの時とは違う不安や恐怖が襲ってきます。
それはなぜなのでしょう。
幸せな恋愛のはずが、不安ばかりになってしまう原因を考えて、恋の不安を解消する方法を見つけましょう。
不安の根源とは
恋の不安の原因は何なのか、そこを突き止めなければ不安を解消することはできません。
いったい何が不安なのか、冷静になって自分の心と向き合ってみましょう。
そして1つずつ書き出してみます。
私自身が経験した気持ちは以下の通りです。
・他の人と浮気されるのが心配
・誰かが彼を狙わないか不安
・別れることになったら耐えられない
・ほんとに好きになってくれたのか自信がない
このような不安が生まれて、毎日のように幸せと不安が波のように揺れていました。
あなたも、なぜ彼と付き合っていて幸せなはずなのに不安が大きくなるのか、原因を見つけてください。
その上で、不安と向き合うための方法を考えてみましょう。
嫌われたくない
好きな人に嫌われたくないと思うのは当然の感情です。
しかし、お互いが好きになったから付き合い始めたのに、なぜ「嫌われる」という不安が生まれるのか、そこにはコンプレックスが影響していました。
私の場合は思春期に高身長コンプレックスを抱えていた時期があり、自分に自信が持てなかったからです。
自分に自信を持てるようになっても、心の奥底に思春期に抱えていたコンプレックスが潜んでいるので、「どうせ私なんて・・」というキャラが不安を生み出すのだと思います。
浮気されたくない
他の人と浮気される不安は、自分の体験が原因です。
10代の頃から、浮気の現場に出くわしたショックは大人になってからも消えませんでした。
誰かと付き合うと、いつもどこかで浮気を恐れていました。
これはもう、どうしようもないと諦めた頃に、あまり気にならなくなりました。
ライバルの出現
他の人に自分の彼氏を狙われる不安は、浮気された経験とは違い、自分の想像力が生み出す不安です。
自分の彼氏が他の女性の目から見てもすごく魅力的だと思ってしまうのは、他人には馬鹿々々しい想像なのかも知れません。
でも、すごく好きになった人であればあるほど、他の人に奪われそうで怖くなります。
これもたぶん、コンプレックスや過去のトラウマも影響しているでしょうが、考え過ぎの妄想癖が原因なのかも知れません。
別れがこわい
一人の恋人と長く付き合った経験があまりなかったことと、自分から別れを決めてきた経験しかなかった私は、1年ちょっと付き合った恋人から初めて一方的に別れたいと言われました。
別れの予兆もなかったので、耐えがたいショックを受けて、しばらくは仕事も休むほど落ち込みました。
その時のショックを思い出すと、好きになって付き合った瞬間から、別れへのカウントダウンが始まっているようで、不安で仕方なくなります。
別れる時のショックをやわらげるために、好きになる気持ちにブレーキをかけるようになった時期もありました。
相手の気持ちの変化に気が付かないほど、のめり込んでいたから突然の別れに衝撃を受けたので、もっと相手の気持ちを察することを学びました。
好かれる自信がない
片思いの気持ちが通じて付き合うようになった場合はとくに、「ほんとに好きになってくれたの?」と半信半疑になってしまいます。
とりあえず恋人がいない時期だったから・・みたいな気持ちで付き合っているのではないかと思ってしまうのです。
どれだけ自分に自信がないのか!と呆れます。
いつもは自分に自信満々な強気な女のキャラなので、まさかそんな弱気なところを自分でも認めたくなくて、どこかに押さえ込んでいます。
でも、恋をすると弱気の虫がザワザワし始めてしまうのでしょう。
相手の愛情を感じることで、弱気の虫は消えていくので、恋の始まりにとくに不安が大きくなる傾向があります。
あなたの不安を消す方法
恋が始まった途端に生まれる不安は、今の彼氏に原因があるわけではなく、あなた自身に原因があるはずです。
不安を育てるよりも、愛を育てたいと思っているはずなのになぜ?と思ってしまいますね。
でも、きっと解決する方法はあります。
過去のトラウマがある
過去の恋愛によってできた心の傷がトラウマとなり、幸せな恋愛をしているはずなのに、過去と重なってしまい不安が大きくなるのはつらいですね。
ですが、過去のトラウマは簡単に消えません。
でも考えてみてください。
過去にあなたの心に傷をつけた人と、今あなたが好きになった人とは別人です。
同じことが起きてしまうなんて不安は必要ないことです。
トラウマが原因の不安は、今の彼に過去の人を勝手に重ねているから生まれるのです。
今の彼が同じことをするなんて勝手な思い込みはやめましょう。
彼のホントの姿をしっかり見てください。
人を変えるより自分を変える
恋人と一緒にいる時間が長くなると、共通点も沢山見つかるでしょうが、価値観や考え方の違う点も沢山見つかるはずです。
全く同じ考え方をする人はいません。
なのに違う点ばかりが気になってしまい、気持ちが離れてしまうようで不安になるのは無意味なことです。
違う点があるのが不安ではなく、違う点を許せないと思い込むので不安になるのです。
彼を無理に自分に合わせようとするよりも、自分が柔軟になって彼に合わせるようにすれば不安も小さくなるはずです。
思い通りを望まない
恋人ができると、すぐにルールを作りたがる人は、それだけで不安要素が生まれる原因です。
恋愛のルールを作ってしまうと、1つでもそのルールが破られれば怒りから不信感になり、それが不安を大きくさせてしまうからです。
他の人と浮気しないとか、最低限のルールは1つくらいはあっても良いと思いますが、ルールが多くなれば、それが守られなかった場合にあなたが傷つくだけです。
そして、ルールを破られたという事実がさらに不安を大きくさせてしまいます。
思い通りにならないのが当たり前だと思っていた方が不必要な不安に苦しむこともなくなるはずです。
同じ熱量の愛情を求めない
恋の不安要素の1つになりやすいのが、「私はこんなに好きなのに彼はそれほどでもないみたい」というバランスです。
双方が同じ熱量で愛し合っているとは限りません。
自分と同じ愛情を帰してくれるように見返りを求めて返ってこなければ「愛されていない」と不安になってしまいます。
あなたが彼を好きになるのと同じ熱量を求めるのはやめましょう。
彼なりにあなたを愛しているのに、無理を強いるのは気持ちを冷めさせてしまうかも知れませんよ。
恋愛以外に興味を持つ
恋人ができると同時に幸せな気持ちよりも不安が大きくなるのは、好きな人を失いたくないという執着心が生まれるからです。
その執着心をやわらげるためには、恋以外のことに興味を移すことです。
趣味を持っているのに、恋人ができると趣味そっちのけになってしまう人は依存や執着が強くなる傾向があります。
恋愛が全てになってしまわないように、恋愛以外に興味を持つように心がけましょう。
共感してくれる人に話す
不安な気持ちは人に話すだけでも軽くなると思います。
自分の不安に対して共感してくれたり、アドバイスをくれる友達や先輩などを探してください。
自分の心の中だけで不安を抱えていると、どんどん大きくなってしまいます。
聞いてもらうだけでも違うはずです。
不安は破局の始まり
不安を全く感じない恋愛はないでしょうが、不安ばかりを大きく育ててしまえば破局につながります。
まずは恋人のことばかり考えてしまう自分を変える努力をしましょう。
具体的には、彼に連絡するのをガマンして、1人で24時間を過ごしてみることです。
彼に連絡しないと、何をしているのか確認できないので不安ですよね。
ですが、たった24時間でも彼に連絡しないで過ごせると自信になるはずです。
彼を失いたくないという執着が不安を生み、その不安は喧嘩のタネを生みます。
それが破局につながるので、不安は消去しないといけないのです。
まとめ
恋をすると不安な気持ちばかりが大きくなるのは、相手に原因があるわけじゃなく、自分自身が作り出していることがほとんどです。
それさえ突き止められれば、不安に押しつぶされそうになることもなくなるのではないでしょうか。