付き合い始めると、毎日ベッタリ一緒に居たいタイプの人なら、早い段階で同棲を考えることもあります。
実家暮らしの2人だった場合は、とくに同棲に強い憧れを持つのもわかります。
どちらか、もしくは2人とも自立して暮らしているのなら、お互いの部屋で泊ったりすることもできるので、あまり同棲に意欲的にならないかも知れません。
いずれにしても、今回の問題として取り上げたのは、女性は同棲を望んでいるのに、彼がなかなか踏み切れずにいることです。
なぜ彼が同棲に踏み切れないのか、男性側の気持ちになって考えてみましょう。
責任が重くなる
男性が同棲を前向きに考えられない理由として、一番大きなことは「責任」です。
結婚するわけじゃないとしても、未婚の女性と同居するわけですから、彼女の親に何の挨拶もしないまま同棲するわけにいかないと考える男性も多いのです。
結婚を前向きに考えるための同棲ということで親に承諾を得るとなれば、責任の重さを感じるのは当然のことだと思います。
逆に言えば、彼女のことを真剣に考えているからこそ、簡単に答えが出せないのですから、誠実なタイプなのではないでしょうか。
こういうタイプの男性がどこかの時点で決断できれば、とても良い同棲生活がスタートできると思います。
でも、なかなか決断できないのなら、この先に結婚を考える時にもずいぶん時間がかかるでしょうね。
勢いやタイミングを逃しやすいので、少し女性が押し気味じゃないと話が進まないのではないでしょうか。
自由な時間がなくなる
同棲すれば友達と遊んだりする自由な時間がなくなるのがイヤで踏み切れない・・・。
これは男性だけではなく、女性も同じように迷う理由です。
でも、男性の方が自由を奪われることを怖がる傾向が強いようです。
もしかして、付き合っている段階から彼氏の行動を管理したり、束縛することがあったのなら、同棲に後ろ向きになるのも仕方ないのではないでしょうか。
付き合い方を変えて、彼氏を最優先にするのではなく、自由な時間をお互いに楽しめるようになれば、同棲に対して前向きになれる可能性もあります。
少し時間をかけて、自由な時間を奪われそうな心配を取り除く必要があるのではないでしょうか。
一人の時間を大切にしたい
どんなに好きな人でも、四六時中近くにいるのは嫌だというタイプの人は、同棲には前向きになれないと思います。
お互いに仕事などで顔を会わせない時間があったとしても、家に帰ってきた時に一人でゆっくりとリラックスしたいのに、それができないのは相当なストレスに感じる人もいるのです。
同棲だけじゃなく結婚に対しても、それがネックになって後ろ向きになるでしょう。
無理に同棲すれば、別れる結果を招きかねないでしょう。
もしも一緒に暮らしたいのなら、お互いのプライベート空間を確保できるようにしなければ厳しいと思います。
恋人としての新鮮さがなくなる
同棲してしまうと、彼女の生活の全てが見えてしまうので、新鮮さがなくなってしまうからイヤだと思う男性もいます。
いつまでも女性には、神秘的な部分を持ち続けて欲しいのでしょうか。
お試し同棲してから結婚した方が破局のリスクが低いのかも知れませんが、こればかりは確実ではありません。
ただ、昔の人は結婚前に同棲すると所帯じみてしまうからダメだという考えの人が多かったようです。
同棲しても、定期的に実家に帰ったり、友達と旅行に行ったり工夫すれば、新鮮さを保つこともできそうな気もしますが、努力は必要でしょうね。
彼女を嫌いになるのが怖い
もしも彼が過去に同棲の経験者だったり、結婚経験がある男性なら、その経験から踏み切れないのかも知れません。
一緒に生活すると、「好き」という気持ちだけでは収まらない問題もあるからです。
お互いの価値観の違いなど、小さなすれ違いでも毎日一緒に居れば積もり積もってしまうこともあるでしょう。
同棲さえしなければ嫌いになることもなかったのに・・・という経験があったり、経験者から話を聞いたりすれば、前向きになれないのも仕方ないことです。
半同棲、通い婚のような感じで、ジワジワと進めるしかないのではないでしょうか。
付き合いが長くなると、小さな欠点でも嫌いになる原因になってしまうので、ためらうのかも知れませんね。
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経済的な問題
自由な時間がなくなるのが怖いのと同じく、自由に使えるお金がなくなるのが怖くて同棲したくない男性陣は多いですね。
同棲は結婚ではないので、お互いに収入があれば、自由なお金がなくなることもないと思うのですが、先入観があるのではないでしょうか。
付き合っている段階から、彼氏のお金の使い方をチェックして口出ししたりしているのなら、警戒心が強くなると思います。
将来のためにお金を貯めたいとか、女性側が彼氏の収入も管理したがるようなことを言えば、同棲前から財布を奪われたような気持ちになってしまうのです。
同棲しても生活費の分担をしっかり決めて、お互いのお金のことは口出ししないルールを作ることで、少しは安心してもらえると思います。
自分の将来が不安
同棲を気軽に考えない真面目なタイプの男性が、自分自身の将来に不安を抱えていれば、同棲に踏み切れないのも仕方ないと思います。
自分の仕事がきちんと定まっていないとか、安定した収入も得られないから同棲はできないと考える真面目な人なのでしょう。
自分の将来に自信が持てるようになるまで、彼を支える覚悟があなたにあったとしても、彼がそれに甘えられるような人じゃなければ無理強いはしない方が良いと思います。
自信が持てるようになるまで、待ってあげられるといいですね。
逆に彼女の収入をあてにして、甘えるつもりで同棲できる男性は心配ですよ。
別れる時にめんどくさい
同棲する前から別れる時のことを考えるなんて、悲しい話ですよね。
ですが、現実問題として、かなりめんどくさいことになったケースはあるようです。
たとえば同棲してから購入した家具や家電をどうするのか。
同棲してから飼い始めたペットはどちらが引き取るのか。
スムーズに円満に別れられるとは限りません。
同棲期間が短くても長くても、生活を共にした2人が別れるとなれば面倒な問題が起こることは想定できます。
正式に結婚している夫婦よりも、もしかしたらもめるのかも知れません。
それが心配だとハッキリ伝えてくれる彼氏なら、同棲前に2人が別れる時のルールを話し合い、誓約書を結んでおくといいかも知れませんね。
同棲と事実婚の違いについても確認しておきましょう。
まとめ
彼氏が同棲に踏み切れない理由として、男性側の気持ちになって考えてみました。
同棲経験の有無に関係なく、複数の男性からの意見も参考にしました。
身勝手な意見もありますが、根底には彼女とのことを真面目に考えているから簡単に踏み切れないというのがあるようです。
「同棲したくないのは本気はないから?」なんて思わずに、彼の気持ちが前向きになるような条件を考えてみましょう。