女同士で恋愛の話をしていると、男運の悪さを嘆く声が耳に入ります。
私は不幸な恋愛しかできない男運の悪い女。
それは男を見る目がない自分に原因があるのかも知れないけど、やっぱり女を幸せにできない男の存在が一番悪いんじゃないの?
不幸な恋ばかりする女性は、心のどこかで不幸な恋の原因を男のせいにしているのではないでしょうか。
そりゃそうですよね、ダメ男という存在がなければ不幸な恋に苦しむ女性もいなくなるはずです。
嘘ばかりつく男、浮気する男、仕事しない男、お金使いが荒い男、DV気質のある男、ハラスメント男、お酒やギャンブルに依存する男など、ダメ男にも色んなタイプがいます。
見抜けなかったこと失敗の始まりです。
色んな不幸の要素が重なるとしても、不幸な恋から抜け出すことができないのは、自分自身に原因があるはずです。
負の連鎖を断ち切るために、不幸な恋にハマりがちな要素や原因を突き止めてみましょう。
不幸な恋ばかり続いてしまう原因
不幸な恋ばかりしてしまうのには、2つのタイプに分かれます。
それぞれの原因と、なぜそうなってしまうのか探ってみましょう。
ダメ男を選んでしまうタイプ
嘘つきで、何度も浮気されて、深く傷つけられているのに、それでもその彼と別れることができない。
お金にだらしなくて、きちんと定職にも就かず、お金の苦労ばかりさせられているけど別れられない。
そんなダメな男でも、自分と付き合ってくれるのだから、それだけで十分だと思わないといけないのではないだろうか。
とことん自分に自信がなくて、今の彼氏と別れると、もう二度と自分には恋愛のチャンスなんて巡ってこないのではないだろうか・・。
そんな風に考えてしまうと、ダメ男との不幸な恋から抜け出すことができなくなります。
そして、自分に自信がないと、わざわざダメ男をすすんで選んでしまう傾向があります。
自信のない自分から見ても、一般的に「ダメ」な人なら、他の女性にモテることも少ないから、きっと競争率も低いと考えるからです。
自分のようなレベルなら、この程度が似合っていると考えることが、ダメ男を選ぶ原因になり、不幸な恋ばかりしまう原因です。
相手の愛情を信じられないタイプ
恋愛しても、相手の気持ちを信じることができずに、彼の愛情を試すようなことばかりしてしまうタイプは、相手ではなく自分自身に問題があって不幸な恋愛にしてしまいます。
彼氏の愛情を信じられない原因が、過去の恋愛のトラウマだったり、親の愛情をあまり感じられずに育ったことなど、心理的なことが原因になっていると、そのままでは幸せな恋愛はずっとできなくなってしまいます。
心理的な原因を突き止めて、その部分を克服すると、恋愛観が変わってきます。
彼氏をわざと怒らせたりして、愛情を試すようなことをしてしまうタイプは、悲劇のヒロインになる自分に浸るのが好きなことが原因ですが、ケンカした後の仲直りの瞬間こそ、愛されていると実感できると錯覚していることが原因だと考えられます。
問題のある相手を選ぶわけではなく、相手の愛情を信じられないことが原因で不幸な恋愛にしてしまう場合は、カウンセリングを受けてみると良いでしょう。
不幸な恋しかできない私・・。
そんなことに浸っている間に、何も理由がわからないまま疑われたり、愛情を試されたりする彼は、何倍も傷ついてしまうでしょう。
不幸な恋の原因はただ1つ
ダメ男ばかり選んでしまうのも、相手の愛情を信じられないのも、原因を突き詰めていくと、結局は自分のコンプレックスではないでしょうか。
コンプレックスは劣等感のことだと思いがちですが、劣等感だけがコンプレックスではなく、心的な葛藤という広い意味があります。
例えば、マザーコンプレックスは、母親に対する執着や密着のことだと思われていますが、母親のことを嫌っている人も、何の原因があって母親の存在と葛藤しているのでマザーコンプレックスがあります。
不幸な恋愛ばかりしてしまうのは、自己否定ばかりして、自己評価を低くしてしまう劣等感コンプレックスが根本的な原因になることがほとんどでしょう。
何のコンプレックスも1つもない人なんて、たぶんこの世にいないと思いますが、不幸な恋愛ばかりしてしまう原因が自分の劣等感や自信の無さが起こしているのなら、そのコンプレックスから抜け出さないと、ずっと不幸な恋愛ばかりしてしまいます。
コンプレックスを克服する方法
コンプレックスは、自分自身で克服するしか解決する方法はありません。
何か大きなきっかけがあって、ある時から急にコンプレックスが克服できることは滅多にありません。
生きている間、コツコツとした積み重ねによってコンプレックスと感じていた部分を好きだと思える瞬間が増えてくるのです。
コンプレックスを克服する方法として、リフレーミングという方法があります。
リフレーミングは、自分がダメだと思うこと、欠点や短所だと思い込んでいることを違う枠組みで考え直してみるトレーニングです。
ちなみに、高身長コンプレックスを抱えていて、それが原因で良い恋愛ができなかった私も、このリフレーミングでコンプレックスを克服しました。
私の思春期は背が高く生まれたことを心から嫌がっていました。
高身長同士で結婚した両親を恨むほど、高身長な自分にコンプレックスを抱いていました。
同世代の男子から「○○は背が低ければなぁ」とわざと聞こえるように言われたこともありましたし、「巨人女」というあだ名で呼ばれた時期もあって、とても嫌な思い出が思春期には山ほどありましした。
そんな私が高身長というコンプレックスを克服するために続けたことが、リフレーミングのトレーニングだったのです。
私は背が高すぎて可愛くない
・背が高いと洋服がカッコよく着こなせる
・モデルみたい
・身長制限のある職業に就けるかも
・背の低い人から憧れられる
・スポーツするといろいろメリットがある
このような感じでトレーニングします。
他にも例をあげてみます。
家が貧乏で進学を諦めたから学歴が低くてダメだ
・低学歴なのに知識があると尊敬される
・頑張って出世すると高学歴の人よりカッコイイ
・貧乏だからこそハングリー精神が持てる
・学歴がないことを隠さないと親しみを持たれる
要するに、リフレーミングは、コンプレックスにしていることを全て良いことに置き換えてみるのです。
このトレーニングを繰り返していると、コンプレックスが徐々にできるようになると思います。
ダメ男に好かれるオーラを吹き払うポイント
コンプレックスを克服すれば、あなた自身の魅力がどんどん増すので、自然にあなたにはダメ男は近寄らなくなってきます。
ダメ男は、自分のダメな部分をよくわかった上で、弱いところを見せて安心させようとします。
コンプレックスのある人は、自信のある人よりもダメ男の方がホッとするのを知っているのです。
その弱気なオーラさえ吹き払うことができれば、あなたの不幸な恋の連鎖は終わるはずですよ。
自分の価値を自分で下げることは、今日からすぐにやめてくださいね。
まとめ
不幸な恋愛から抜け出せない理由を色々と考えてみても、自分自身の問題に突き当たるのであれば、どこかにくすぶるコンプレックスが不幸な恋を引き寄せているのではないでしょうか。
コンプレックスはみんなあります。
小さなものから、心を占領してしまうものまで。
克服するのは簡単なことじゃないけど、やってみましょう。
私も高身長コンプレックスを克服して、胸を張って歩けるようになりました。
幸せな恋愛を引き寄せられるように、頑張ってみませんか?