ご近所トラブルに巻き込まれた経験はありますか?
ご近所トラブルと言っても色々あるけど・・
騒音とか臭いとか、ゴミ問題とか?
言い難いから我慢してしまう人も多いでしょ。
それが爆発すると怖い
時々ニュースになったりするね
そうなんです。
ご近所トラブルは近所に住んでいるからこそ、どうやって解決すれば良いのか悩んでしまうので、ガマンの限界になるまで黙っている人もいるので、その限界がくると怖いですよ。
ここでは、ご近所トラブルに困った時にどんな解決方法があるのか、どこに相談すべきなのか調べてみました。
雑草トラブル
隣接した家の敷地に伸び放題の雑草が仕切りになる柵から飛び出してしまい、気になって仕方ないけど、隣の家の雑草を勝手に処理するわけにいかないから困ってしまう。
このようなご近所トラブルってよくあると思います。
隣家と密接している住宅街では、隣の敷地との仕切りに低いブロック塀やフェンスだけのこともあるので、隣の雑草が伸びてくることもあるでしょう。
自分の家はこまめに雑草処理しているのに、隣の雑草のせいでスッキリしないのはちょっとイラっとしますよね。
ただめんどくさくて伸び放題にしているのか、忙しくてその暇がないのか、それとも病気や怪我でそこまで手が回らないのか、隣の家の事情が分かれば多少はガマンできます。
ですが戸建住宅に住んでいても、近隣の家庭事情まで知らない人が多くなっています。
事情を知る方法がなければ、ただイライラするだけです。
この場合はまず伝えることです。
その上で相手の出方を見てからその次の対策を考えます。
第一段階は手紙が良いと思います。
顔を合わせて直接話せる関係があれば伝えても良いですが、そのような近所付き合いがないから困るんですよね。
手紙には苦情というニュアンスではトラブルになりやすいので、あくまでも「伸びている雑草を処理しても良いですか?」と承諾を得るような内容にしましょう。
それで相手側が雑草を処理してくれれば問題解決です。
何の反応もなく、伸び放題のまま放置の場合は伸びた雑草による実害を記録して相談できる窓口を探す準備に入ります。
雑草による実害とは、
・通路が狭くなる
・虫が多くなる
・枯草でゴミが増える
このような実害です。
写真で雑草の様子を記録しておくと相談する時に役立ちます。
庭木が伸びているトラブルも同じです。
枝がこちらの敷地に伸びていても、勝手に切ることはできません。
窓ガラスについてしまうとか、枯葉が落ちて困るとか、実害が出るまで放置している場合は記録してから自治体などに相談してみましょう。
隣家の敷地内に生育している植物を勝手に切ると器物損壊罪になる恐れがありますから、何も言わずに勝手に処理することはやめましょう。
騒音トラブル
音の問題はご近所トラブルではもっとも多いのではないでしょうか。
とくに今の時代は生活サイクルが多様化しています。
夜勤の人もいますし、夜中に出勤する人もいます。
それぞれの生活サイクルがあるので、生活音が騒音と言われてしまうこともあります。
アパートやマンションなど集合住宅では上の階の足音が気になるとか、トイレやお風呂の水が流れる音が夜中に響いて気になるというような問題はよく聞きます。
テレビなどスピーカーの音量ではなく、当たり前に暮らしているだけでも騒音トラブルになることもあるので集合住宅では気を付けないと怖いですね。
自分が騒音を発する立場になることも考えられるので、騒音トラブルに関する苦情はどこに相談するべきなのか調べてみると万が一の時に役に立つと思います。
一例ですが、早朝でも夜中でも時間は関係なく一日中テレビを大音量でつけっぱなしにしている家と隣の家のトラブルの解決策です。
大音量にしてテレビをつけっぱなしにしている家は、ほぼ部屋の中で生活している高齢者がいるからでした。
隣家では窓を開けると音がうるさいので、窓ガラスを閉めないといけないし、受験生の子供がイライラするので困っていました。
このケースでは町内会長に相談して、第三者から伝えてもらうことで問題を解決しました。
防音フェンスの設置、もしくは集音スピーカーを使う、補聴器を使うなど、対策方法を調べて提案してもらうと、早朝と夜中の音は静かになりました。
まさかそんなに近隣に迷惑になっているとは思っていなかったようです。
相談できる窓口は、自治体の環境課、騒音による健康被害があるほど深刻な場合は警察にも相談窓口があります。
町内会など相談できる窓口が見つからない場合は、まずは住んでいる自治体で調べてもらいましょう。
騒音を調査して公害レベルなのかデータを作成したり、騒音レベルを測る機器を貸し出しする団体もあります。
騒音調査サービスを検索してみると解決策が見つかるかも知れません。
防犯対策トラブル
この頃増えているご近所トラブルとして問題になるのが防犯カメラや防犯センサーライトです。
防犯カメラを一般家庭でも設置することが増えています。
空き巣対策や車へのいたずら防止など、防犯のためにカメラがあると安心です。
隣の家に防犯カメラがあれば、自分の家の防犯にも少し役に立ちそうで助かると思う人もいる反面、プライバシーが侵されるような気がして嫌がる人もいます。
動くものに反応するセンサーによって照明が点灯するようなライトを軒先に設置する家もあります。
このような防犯対策は近隣の防犯にも役に立つと考える反面、迷惑になる可能性もあるので注意しないといけません。
防犯カメラを設置する場合は、ひと言ことわりを入れるのはマナーかも知れません。
防犯カメラには、指定した範囲を撮影しない機能が搭載されているものが多いので、プライバシーについては最新の注意をすることを事前に伝えるべきでしょう。
センサーライトは近隣に迷惑にならない角度に設定するように注意しましょう。
法律的な解決策を知りたいのなら
ご近所トラブルは誰しも避けたいものです。
できれば大きな問題になる前に穏便に解決したいものですが、隣近所との人間関係が希薄な時代なので、なかなか難しいでしょう。
「この方法なら解決できる」という正解がないのです。
大きな問題にする前に、法律的にはどうなのか確認しておくことは重要です。
自分の常識だけで勝手にイライラしていても、法律的には苦情を言う側に問題があるという結果になるかも知れません。
自治体には無料の弁護士相談を行っていることも多いので、弁護士に相談する費用を心配せずに法的にできることをアドバイスしてもらっても良いと思います。
もしも自治体の弁護士相談がなくても、法テラスに電話してみると相談窓口を案内してくれます。
弁護士に相談するなんて大げさなことになりそう・・と心配になるかも知れませんが、知識として準備することは大きなトラブルを避けるためには必要ではないでしょうか。
まとめ
ご近所トラブルが事件になるのは、戸建住宅よりも集合住宅の方が多いのは、簡単に引越しできるのでクレームを言いやすいからではないでしょうか。
それで事件になるのは怖いことですが、簡単に苦情を言えない戸建住宅に住んでいる人こそ、ご近所トラブルの悩みは深刻だと思います。
精神的にも身体的にもダメージを蓄積する結果にならないために、ガマンし過ぎずに早めに相談できる窓口を見つけましょう。