このブログを書いている私は3回の結婚歴がありますが、1回目も2回目も自営業者で、姑と同じ仕事をしなければいけない環境でした。
同居こそしなかったけど、息が詰まってストレスでうつ病を発症するほどでしたね。
3回目の結婚相手は、若い頃に両親を失っている人なので、義理の姉や兄嫁が少しウザいくらいで、姑の悩みはありません。
過去に姑で苦労した経験を知っているので、友人にはよく姑のことを愚痴られたり、相談されたりします。
先日、姑との近居について相談されました。
味噌汁の冷めない距離で暮らしたいと言い出した姑にどう対処したら良いのでしょうか。
姑が近居を望む理由
昔は長男と結婚すると、義父母の住む家で同居するのが当たり前だったかもしれません。
でも、今の50~70代はすでに核家族化が珍しくない時代に結婚して子育てしてきた人が多いので、息子が結婚しても同居したいと希望する人はそんなに多くありません。
自分が姑と同居して苦労した人も、嫌な姑になりたくないから、別居を希望するケースもあります。
ですが、息子家族に興味がないわけじゃありません。
孫が生まれれば、ほんとは毎日だって孫の顔を見たいと思っているのかも。
少し離れた距離に住んでいると、年末年始とか、ゴールデンウィークとか、夏休みなど長い休みがないと会うことができませんから、近いところで生活していれば、行きたい時に行けますから、近居を強く希望するケースがあるのです。
私の友人の場合は、家を買うタイミングで近居の話が出た
それが一番多いケースですよ。
自宅を購入する場合は、大きな買い物なので親に相談することもあるでしょう。
少しお金の援助なんて期待して話したりすると、近居の話が出やすい環境が整います。
頼みもしないのに、自分の家から歩いて数分、もしくは実家の周辺の土地や家を探し始めて近居するつもりになっていしまうと、少し離れた場所に家を買うのは姑のご機嫌を損ねる恐れがあります。
過干渉の姑の近居は要注意
夫の実家の近くで暮らすことは、やはり嫁の立場では嫌でしょう。
これが自分の実家の近くであれば、それほど嫌じゃないでしょう。
というか、むしろ自分の実家の近くなら、色々と助かることが多いので、近居を希望するのではないでしょうか。
でも、もしも自分の親でも、過干渉な親だとしたら近居は避けたいと思うのではないでしょうか。
それが姑だとしたら、近居は絶対に避けたいですよね。
どれほど姑が家事や育児を助けてくれる世話好きな人でも、過干渉なのは困ります。
過干渉な母親に対して、夫が何も感じていない場合は要注意です。
自分の生活が守れなくなるのは目に見えていますよ。
近居が避けられない場合は
ここまでは、夫の実家の近くで暮らす近居はできれば避けるべきという方向で話をしました。
ですが、いくら反対しても、どうしても近居しなければいけないケースもあるはずです。
例えばお金の問題です。
夫の収入だけではとても住宅を購入するなんて無理だけど、これから子供がある程度成長するまでは、フルタイムで共働きする自信がない。
もしも夫の実家の近くであれば、夫の実家がお金の援助をしてくれるし、パートの仕事くらいなら保育園に預けられなくても世話してくれるという申し出があれば考えますよね。
メリットが大きければ、少しくらいウザくてもガマンしてみようか・・と思うことがあるのもわかります。
どんなにオイシイ話を持ちだされても、姑と相性が悪くて絶対に嫌!だと拒み続けられる人ばかりではないのです。
とくにお金のことは大きいですよね。
夫婦が共働きで一生懸命働いても、住宅ローンを抱えて子供の教育費を貯めて、いずれは自分たちの老後のお金も準備する。
そんなこと考えると、近居を条件に援助を申し出られると心がグラつくのも当然ではないでしょうか。
合鍵を渡す?渡さない?
すでに夫の実家の近くで暮らしている人が悩んでいることの1つに、姑が家の合鍵を持っているので、留守の間に勝手に家に入っていたり、突然訪ねてきても合鍵で勝手に入るので困っているという話をよく耳にします。
姑に合鍵を渡してしまうのは、夫が「何かあった時の緊急事態のために」という理由がほとんどなのですが、緊急事態じゃなくても普通に合鍵を使って入り込むような姑がいるから近居は怖いのですよね。
すでに合鍵を渡してしまった場合は、鍵を回収する作戦を考えないといけません。
それは簡単ではありませんし、最悪は嫁姑のバトル勃発という恐れもあります。
だからこそ、いくら近居でも合鍵は絶対に渡さない方が良いのです。
もしも子供を預かってもらうために、夫の実家に連れて行くよりも、姑に家に来てもらった方が助かるから合鍵を渡しても構わないと思うのなら別です。
ですが、一度渡してしまうと、返してもらうのは簡単じゃないことだけは覚悟しておきましょう。
もしも夫が合鍵を姑に渡そうとするのなら、合鍵を使うのは緊急事態の時だけで、他には絶対に使わないように約束してもらいましょう。
それを破ったら合鍵は即刻回収すること約束します。
そして、自分の実家の親にも合鍵を渡すことを了承させましょう。
いくら結婚して義理の親子になったとしても、血のつながらない人が自分のプライベートスペースに勝手に入れる合鍵を持つことをどう感じるのか、平等な立場で考えさせましょう。
まとめ
姑が近居を望むのは、息子夫婦の生活をサポートしたいという気持ちが大きいと思います。
ですが、そのサポートが干渉と紙一重だというのをわからないような人間性の姑とは、できるだけ距離を置きたいですね。