頑固になった!短気になった親との付き合い方!家族にできること!

悩み

自分の親が老いていくのを感じるのは、どのような瞬間でしょう。

一緒に暮らしているのなら、毎日見ているのであまり変化を感じないかも知れません。

しかし、結婚などで実家から出ていると、久しぶりに会う親の変化にショックを受けることもあるでしょう。

見た目の変化もそうですが、内面の変化もです。

人は年齢を重ねると性格が丸くなるなんて言いますが、真逆になることもあります。

どんどん頑固になり、短気で怒りっぽくなり、親との付き合いに困ってしまうという人も少なくありません。

なぜ年齢を重ねると頑固になったり、怒りっぽくなる人がいるのでしょう。

親が変わってしまったと感じる場合、どう接するべきなのか考えてみました。

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加齢とともに頑固になる原因

頑固な性格の人は、若い世代にもいます。

ですが、加齢とともに頑固に拍車がかかる人が少なくありません。

なぜ年齢を重ねると、どんどん頑固になるのでしょうか。

その原因は、誰にでも当てはまることです。

加齢によって頑固になるのは、経験を重ねることで自分が正しいという確信が強くなるからです。

何度か失敗をすれば、もう失敗しないような方法がわかるように、人間は経験によって成功する術を身につけることができます。

長く生きていれば、それだけ経験が豊富になります。

その結果、人の意見や助言などを聞くよりも、自分の経験に勝るものはないと思い込んでしまうのです。

年をとって性格が丸くなる人も、じつは経験から学んで丸くなっているのです。

頑固に自分の意見を曲げなかったことで、自分が困った経験があったりすると、人に合わせることも必要だとわかったのでしょう。

つまり、加齢によって頑固になる人も、性格が温和になる人も、同じ理由なのです。

若い頃から頑固だった人が、さらに頑固になるのは、自分を曲げずに生きてきても大きな失敗がなかったからなのでしょうね。

あなたの親が加齢とともに頑固になったと感じているのなら、今までの経験の積み重ねが原因なので誰にでも起こり得ることなのでしょう。

加齢とともに短気になる原因

年齢を重ねたシニア世代が、キレやすくなっているという話は社会問題にもなっています。

自分の親が加齢によってどんどん短気になっているのを見ると、ちょっと心配になりますね。

じつはシニアが切れやすいのは脳の機能の低下が一番の原因だと言われています。

直接的に怒りっぽい原因になるのは、意外にも睡眠不足が影響しているようです。

じつは50代以降になると、睡眠の質が低下傾向になります。

深い眠りが続かなくなり、夜中に目が覚めたり、しっかり寝たつもりでも、疲れが残った感じでがするのです。

脳は睡眠中にしか休息できないため、加齢によって眠りの質が低下すれば、結果的に脳の機能にも影響してしまいます。

怒りの感情を抑える脳の機能は、真っ先に低下する傾向があるため、若い頃よりも気が短くて怒りっぽくなるのでしょう。

頑固で短気な親との付き合い方

自分の親が頑固過ぎて困るようになったり、短気になって困るようになったとしても、それが加齢によるものだとわかれば、少し気持ちも変わると思います。

誰でも年はとるのですから、親の変化を責めても仕方ないことですよね。

とはいえ、頑固も度が過ぎていたり、短気過ぎて怒ってばかりでは親子関係も険悪になってしまいます。

そこで、加齢によって頑固になる、短気になる親との付き合い方について、対策をまとめてみました。

話を聞いてもらう方法

頑固になっていく親は、自分の子供が立派な大人のなったとしても、アドバイスや忠告を素直に聞き入れることができなくなります。

自分の経験によって出した答えが間違いないと思うので、人の話を素直に聞き入れることができないのです。

まず話を聞いてもらうためには、親の価値観を否定せずに、「なぜそうなのか」という理由を最後まで聞いてあげることが大切です。

聞いた上で「なるほどね」と親の考えを受け入れるのです。

そして「例えばこういう考え方はどう思う?」と新たな情報や選択肢について意見を求めるように話してみます。

親が「そんなのダメだ」と頭ごなしに否定しても、それに対抗するのはやめましょう。

頭の中に新たな情報や意見が少しでも残れば、それだけでその場は十分なのです。

頑固でも、一人で考える時間には色々な情報を整理します。

その時に少しでも子から聞いた話が残っていれば、考える機会を作ることに成功していると思います。

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怒りを抑える方法

短気になり、些細なことでも起こりやすくなった親との接し方は難しいですね。

赤の他人であれば、関わり合いにならなければ済むのですが、親子であればそうもいきません。

脳の機能の低下によって、短気になるのは、早い人なら40代から始まっているそうです。

そう考えれば、親の怒りっぽい性格の変化は脳の機能低下なので、ムキになって対抗したり、押さえ付けようとしても無駄なのです。

相手を納得させるまで話し合おうとすると、火に油を注ぐようなものです。

かといって、無視して怒っている親と距離を置くと、寂しさからさらに感情をむき出しにして怒る可能性があります。

家族としてできることは、相手の感情の変化に動揺せずに合わせてあげることです。

感情の波を平坦にして、「そうなんだ」とか「そんなに嫌なんだね」など、親の怒りの感情には乗らず、自分は普段通りのテンションで会話を合わせます。

どんなに冷静に対応しても、怒りの感情が抑えられない状態になった親には、常識や正論を押し付けても意味がありません。

ただ合わせて返答をしているうちに、次第に落ち着くはずなので、少し辛抱が必要なのですね。

まとめ

頑固過ぎる親や、短気で怒りやすい親と接するのは、精神的に大きな負担になります。

自分を追い詰めてしまうほど、真正面から向き合おうとすると、潰れてしまう恐れがあるので、適度に離れる時も必要だと思います。

どんな人も平等に老化するはずですが、やはり個人差もあるので、家族が困ってしまう言動が増えてきたと感じたら、然るべきところへ相談してみることも検討しましょう。

高齢化は他人事ではないと感じ始めたら、家族は今後のことを考える時期になったと受け止めて対応することが必要ですね。

 

 

 

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