女同士の友情は結婚したり出産したりすると途絶えてしまうと言われることがあります。
どんなに仲良しだった友達でも、結婚や出産で生活が変わってしまうと、会うこともできないとか、話す時間も合わなくなるからでしょう。
独身の友達のほとんどは、年賀状のお付き合いくらいになっちゃった
既婚者の友達同士でも、子供がいるかどうかで付き合い方も違うしね
子供の年齢が離れていても、何となく離れてしまうこともあるし
子供の手が離れた頃に同窓会などで会って、また仲良くなることもあるようですが、ずっと友達でいるためには、お互いの環境が変わることを認め合わないと続けられませんよね。
結婚しても母親になっても、友達と会う時間くらいは大切にしても良いのではないでしょうか。
それでもママになった後には、女性同士の付き合いに遠慮がちになる人が少なくありません。
ここでは、女子会や女子旅に子供を連れて参加することについて考えてみました。
女子会や女子旅の子連れ参加
学生の頃や仕事をしている時に仲良くなったグループで女子会や女子旅を企画することになった場合、既婚者だからとか、子供が小さいからという理由で誘わないわけにもいかないので声をかけることにしたけど、まさか子供を連れて来ることはないだろう・・。
誘っている人がそう思っているとしたら、誘いは単なる社交辞令として受け取るべきないのでしょうね。
参加するとしたら、子供を旦那や親に預けるのが当たり前だと思われていると考えた方が無難です。
女子会や女子旅に参加予定のメンバーを見てみると、誘った側の意図が見えてきます。
既婚者が大半で、子供も小さい人が多いのなら、子供も一緒に連れて行ける女子会や女子旅を企画するつもりでしょう。
実際に居酒屋とかレストランでも、キッズスペースが充実しているお店も増えています。
子供同士で遊んでくれれば、子供にかかりっきりになることなく楽しめると思います。
女子旅でも、子供が一緒だとサービスを受けられるプランもあるので、既婚者で子持ちの方が多いグループならそれも可能です。
逆に独身者や既婚でも子供はいない場合は、子供連れでの参加は他の人に気を使わせます。
子供が好きで、まったく気にしない人もいますが、子供が苦手な人もいるし、子供の扱いがよくわからないから疲れてしまう人もいます。
「子供連れは遠慮して欲しい」とは言いにくいので、子供連れでは難しいお店を選んだりすることもあるでしょう。
そして、もっとも気をつけなくてはいけないのは、既婚者で子供が欲しくても授からなくて悩んでいる友達がグループの中にいる場合です。
誰も悪いわけじゃないですが、子供と一緒に幸せな様子を見せられると、つい妬みのような感情が生まれて苦しめてしまうかも知れません。
子供を授かろうとして妊活に励んでいたり、不妊治療を受けていることを外には言わない人も多いので、既婚者でも子供を作らないだけなのではないかと思い込んでしまうと辛い時間を過ごさせることになる恐れがあるのです。
参加予定のメンバーのことをよく考えて決めるべきことですが、「子連れはやめて」とは言えない人の気持ちを忖度する必要はあるのではないでしょうか。
ママになったらガマンばかりという現実
女子旅となると家族が預かってくれないと難しいかも知れませんが、数時間程度の女子会であればベビーシッターを頼んだり、一時預かりしてくれる託児所を利用するという方法もあります。
日本では、まだベビーシッターに子供を見てもらっている間に外出することに抵抗を感じる人が多いようですが、欧米では普通のことです。
もちろん、信頼できるシッターさんかどうか入念に確認することも必要ですが、身近にベビーシッターを利用している人がいれば紹介してもらうことも可能でしょう。
私は母親になったら数年間は自分のことは後回しにして、やりたいことも自分の楽しみも全てガマンするように親に言われました。
「あっという間に成長する子供とは、できる限り一緒に過ごすべきだ」という考え方だったからでしょう。
なので、遊びのためには子供を預かることは断られました。
仕事以外は子供を預けてはダメだと言われ、シングルマザーだったので見てくれる旦那もいません。
だからひたすらガマンでしたから、子供が成長してからちょっとハメを外して遊んでしまうのもガマンばかりしていた反動だったような気がします。
そもそも子供が小さい時に母親が友達と遊びに行きたいと思うことがダメだという昔の人の考えを押し付けられていたような気がしています。
だから子供を産むことに迷ってしまう人が増えても仕方ないのではないでしょうか。
母親になったら人として楽しむ時間も全てなくなるという極端な考え方はやめて、母親になっても楽しむ時間が少しくらいあってもよいはずです。
ただ、子供も一緒に連れて行ける顔ぶれとそうじゃない顔ぶれを使い分ける必要はあるのです。
ママ友なら気を使わない?
子供を預けて外出するのが難しい時でも、ママ友同士でランチしたりするのは気楽にできると思います。
でもママ友の付き合いが苦手だと、それも気を使って疲れてしまうかも知れません。
思春期の頃に出会って気を使わずに付き合える友達と母親になって子供を通じて知り合うママ友とは違うのは仕方ないことです。
ですが、子育てしている間は友達との付き合いもガマンしているとしたらどんどん孤独になってしまいます。
ママ友と育児のことを話すだけでも孤独感を癒やす効果はあると思います。
ママ友付き合いをしても良いことは何も生まれないという先入観を持っている人もいますが、自分の中で境界線を引いて付き合えば、そんなに悪いことばかりではないはずです。
女子会や女子旅に誘われた時には
学生時代の友達や、職場で知り合って仲良くなった人たちから、女子会や女子旅に誘われた場合の対応は、子供がいることを承知の上で声をかけているかどうかで判断しないことがポイントです。
子供がいるのを知っているのに誘ったのだから、子連れ参加でもOKではないということを頭に入れておきましょう。
悪く考えてしまうとキリがありませんが、未婚の女性たちが楽しい独身生活を満喫しているのをアピールするために、わざわざ誘っているケースもあります。
お互いの立場を思いやり、お互いの立場を想像する気持ちが欠けてしまうと、どんなに仲良しの友達でもすれ違いが生まれます。
友達だから受け入れてくれるはずという思い込みは、通用しないと思った方がよいでしょう。
「すごく行きたいけど、子供連れでは私も疲れるし、みんなにも気を使わせるから遠慮しておくね」というのが断り方として無難だと思います。
まとめ
子供を連れて女子会や女子旅に参加することで友情を壊すようなことがあるのは悲しいですよね。
「子供連れは遠慮して欲しい」と言わせないために考えた方が良いと思います。
家族での外出でも、小さな子供を連れて行くのは大変なことも多いでしょうから、私ならやはり友達同士では遠慮すると思います。