誰かを疑ったり、誰かに疑われたりするのは、落ち着かない気持ちになりますよね。
夢の中でも同じでしょう。
疑いというのは、「真実とは違うのではないのか?」と怪しむことです。
何も怪しまれる理由もないのに疑われたり、誰かを疑う夢には、どんな心理状態が影響しているのでしょうか。
パートナーを疑う夢
恋人や結婚相手を疑う夢は、かなり多くの人が見る夢です。
なぜパートナーを疑う夢を見るのか、その理由はやはり何か怪しいと感じていることがあるからでしょう。
浮気なのかお金のことなのか、怪しい事柄は色々ありますが、怪しんでいるだけで確かな証拠もつかめていないので、問い詰めることもできない状態なのではないでしょうか。
もしくは、証拠はある程度つかんでいるけど、問い詰めたことが原因で破局するのが怖くて言えないまま、ジレンマを抱えているのかも知れませんね。
いずれにしても、パートナーを疑う気持ちが実際に心の中にあるのを自覚しているのなら、その疑いがはっきりするまでは、同じような夢を見る可能性はあります。
パートナーを疑って逆ギレされる夢
恋人や配偶者に怪しいことがあり、疑いの念が心の中に生まれてしまうと、その疑いが心を支配してしまいます。
そんな心理状態でパートナーを疑う夢を見た時に、夢の中で開き直られたり、逆ギレされてしまうと、さらに疑いが強くなってしまいますよね。
でも、夢の中のパートナーの様子は、あなた自身が作り上げたキャラなので、それを現実に当てはめるのはやめましょう。
夢の中で開き直られて、身体が震えるほどの怒りを覚えたとか、逆ギレされて大ゲンカになったというのは、「そうなったらどうしよう」というあなたの不安が生み出しています。
そうなる可能性がゼロじゃない相手だと思っているのかも知れませんね。
友だちを疑う夢
友だちを疑う夢を見るのは、あなたが身近な人に対して心を許せていないからです。
表面的には友だちとして付き合っているけど、本心では信用していない相手が沢山いるのではないでしょうか。
心を許せる友だちができないのは、先ずあなたが心を開かないからです。
友だちを疑う夢は、人間関係をそのまま映し出していると考えましょう。
家族を疑う夢
もっとも身近な存在である親や兄弟姉妹など家族を疑う夢は、コミュニケーション不足による不信感の表れだと考えられます。
家族というのは他人同士よりも気心が許せるので、言葉できちんと伝えなくてもわかり合えると思ってしまい、ついコミュニケーションが疎かになることがあります。
気を使わない相手でも、時には「何考えているの?」と不信感を抱くこともあるでしょう。
家族を疑う夢は、家族間でのコミュニケーション不足をあなた自身が感じている心理状態が影響している可能性があります。
見ず知らずの人を疑う夢
夢の中で疑っている相手が見ず知らずの人だった場合、あなたはこれからの出会いに不安があり、それが知らない人を疑う夢になったと考えられます。
過去に人に裏切られたトラウマがあり、これから人との出会いがあっても、「信じちゃダメ」と自分に言い聞かせているのではないでしょうか。
裏切られるのが怖いのは当然なので、仕方ないことですが、同じようにこれから出会い人たちもビクビクしているかも知れません。
自分だけが裏切りで傷ついていると思い込まないようにした方が良いでしょう。
あなた自身が疑われる夢
あなたが夢の中で誰かに疑われているのは、何か思い当たることがある場合と、まったく身に覚えのない場合では意味が違います。
疑われる理由がある
疑われる理由に身に覚えがある場合は、隠していることへの後ろめたい気持ちがあなたの心を圧迫しているサインです。
本当は真実を打ち明けて、すっきりしたいと思っているのではないでしょうか。
でもよく考えてください。
「知らない方が幸せ」ということもあります。
例えば浮気です。
怪しいと思っていても、見て見ぬふりをしてやり過ごそうとしている人に、真実を打ち明けるのは残酷です。
あなた自身がラクになるために、傷つく人がいるかも知れません。
隠し事の重さに耐えられなくなり、疑われる夢を見たとしても、真実を打ち明けるのが正解なのかじっくり考えましょう。
疑われる理由はない
疑われる夢を見たけど、自分には何も思い当たることがないのなら、その夢は周囲のあなたのイメージを反映していると考えます。
あなたは自分の本心などを見せず、人の心の中のことは深く探ろうとしていませんか?
自分を見せない人は信用されません。具体的に疑われるようなことがなくても、「なんか信用できないよね」と怪しまれる人物になってしまう恐れがあるので気をつけましょう。
まとめ
人を疑ったり、人に疑われるのは、夢の中のことでも何となくすっきりしませんね。
でもその夢があなたの心の中を見せているとすれば、これからの人間関係に良い影響を与える可能性もあるので、悪い夢というわけではありません。