母親よりもおばあちゃんが好きだと言われたら!祖母はどうすれば?

悩み

孫に「おばあちゃん大好き」と言われれば、祖母としては幸せですよね。

大切に愛しんで接してきたからこそ、孫から好かれるのは間違いないので、素直に喜んで良いことです。

ただ、「ママよりおばあちゃんが好き」と言われた場合は、素直に喜んでいてばかりはいられません。

なぜ孫が母親よりも祖母が好きだと言うのか、その心理を考えて欲しいのです。

幼い子供にとって、母親の存在はとても大きいはず。

それなのにママよりおばあちゃんを選ぼうとする気持ちは、子供が発しているサインなのかも知れません。

今回は、おばあちゃん側に立って考えてみましたが、ママにもきっと参考になるはずです。

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母親より祖母が好きだという理由

孫の年齢によって多少の違いはありますが、「ママよりおばあちゃんの方が好き」と言葉にするのは、その子なりの理由があるはずです。

幼い子供は、自分の気持ちを上手く言葉にして伝えられません。

大人が察しようとする気持ちが必要です。

その理由をあげてみました。

思い当たることがないか、チェックしてみてください。

孫の言いなりになっている

孫が欲しがるものを言うなりになって買い与えてしまったりしていませんか?

かわいい孫のおねだりを見て見ぬフリなんてできないでしょうが、言うなりになるのは困ります。

孫は甘えておねだりすれば、おばあちゃんが望みを叶えてくれることを知っているので「ママよりおばあちゃんが好き」なんて言っている可能性もあります。

まるで魔法の言葉のように、おばあちゃんにおねだりしているのかも知れません。

孫を叱らない

孫のためには、悪いことをした時には、悪いことはダメだと叱ってあげることも大切です。

しかし、現実的には孫を叱ることができない祖父母は多いようですね。

孫に嫌われたくない気持ちが強ければ、叱るのは自分以外の人にお願いしたくなりますよね。

孫が「怖い」と思うようなことは、絶対に避けたいと思いたくなるのもわかります。

孫の立場になれば、母親みたいにガミガミ叱らないおばあちゃんは、大好きな存在になるでしょうね。

祖父母には叱られないという絶対的な安心感があれば「ママより好き」という言葉につながります。

厳しいママだけを悪者にして、親子関係を歪ませようとは思っていないですよね。

ママだけに叱り役をさせないように、心がけてみましょう。

褒めるばかりではなく、悪いことをしたら、きちんと指摘できる祖母になることができないと、孫のためになりません。

母親が厳しく育てている

おばあちゃんがとくに甘やかしているわけじゃなくても、しつけに厳しい母親と比べれば甘いかも知れません。

教育にすごく熱心で、礼儀作法なども厳しくしつけている母親であれば、差があるのは当然だと思います。

「そんなに厳しくしなくてもいいのに」と孫をかばいたくなる気持ちになることがあるのなら、孫にとっては味方です。

厳しいママより、やさしくしてくれるおばあちゃんの方が好きだと思うのもわかります。

そういう場合は、休息できるように迎えてあげても良いと思います。

ただ、そこで母親を悪く言うようなことはやめてください。

母親の気持ちの代弁者になってあげるつもりで、孫を癒してあげて欲しいです。

母親が仕事で忙しい

仕事をしながら育児をしている母親は、子供と接する時間が限られるので、寂しさを感じている可能性があります。

その点、時間に余裕のあるおばあちゃんは、満足するまでかまってくれるので、好きになるのもわかります。

孫の面倒を頼まれている場合は、母親の代わりにならないといけない時があるので、甘やかしてばかりではいられません。

それでも、セカセカと焦り、バタバタと忙しそうにしている母親に遠慮して、甘えられなくて寂しく思っているのなら、祖母の存在は大きいと思います。

母親に代わってあげられる部分は、カバーしてあげましょう。

母親を独占できない

下に妹や弟が生まれて、自分だけのママではなくなってしまい、それが「ママよりおばあちゃんが好き」と言わせることはよくあるケースです。

長子として生まれた孫で、しかも祖父母にとって初孫だったりすると、すごく可愛がってきたことと思います。

同じく親も精いっぱいの愛情を降り注いできたと思います。

しかし、独占してきたママがとられてしまうのでは・・という不安が芽生えると、おばあちゃんに甘えたくなるのではないでしょうか。

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娘と嫁の違い

もしも「ママよりおばあちゃんが好き」という孫が、嫁の生んだ子供ではなく、自分の娘の子供だったら、喜んでばかりはいられないはずです。

娘は頑張って子育てしているけど、仕事と育児の両立などで思うように子供と過ごせないとすれば、娘が不憫になってしまうのではないでしょうか。

嫁の生んだ子が「ママよりおばあちゃんが好き」と言えば、嫁の気持ちを考えずに喜んでしまう方もいると思います。

しかし、嫁の気持ちを考えずに孫を溺愛するのは良い子とは思えません。

嫁も娘も子育てに奮闘しているのですから、同じ気持ちになって受け止めてあげて欲しいです。

祖母の役割とは

「ママよりおばあちゃんが好き」と言って甘えてくれる孫を突き放すこともできません。

孫の気持ちを素直に受け止めて、喜んでください。

そして、「ママより」という孫の気持ちを考えて接するようにしましょう。

なぜ「ママよりおばあちゃんが好き」だと言うのか、その理由を探りながら、ママをフォローしてください。

「ママは○○ちゃんのことが大好きなのよ。厳しい時もあるけど、それは○○ちゃんが困らないためにしてくれることなの」
「ママはお仕事しながら頑張ってるでしょ。○○ちゃんは寂しい時もあるだろうけど、ママだって寂しいのよ」

このように、母親がいかに子供を愛しているのか、祖母の立場で孫に説いてあげてください。

もしも「ママなんて嫌い!おばあちゃんの方が好き」など、母親を嫌うような言葉を発したとしても、それは子供が寂しさを隠しているサインではないでしょうか。

「ママよりおばあちゃんの方が好き」と言われたら、孫の心の中にある本音を探る努力をしながら、ママの味方になってあげてください。

まとめ

孫に好かれたいと思っても、あまり懐いてくれないとお悩みの方もいるので、「ママより好き」なんて言われる人は羨ましがられるでしょう。

ですが、母親の気持ちを考えてあげることを忘れないでください。

孫の成長は早いので、今の時間を大切にしつつ、母親をサポートする存在としても頑張って欲しいと思います。

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