家事分担の不満を解決する方法!ルールを決めるポイントを徹底解説!

家族

女性にどんどん社会に出て働いてもらわないと、これから人口が減少する日本では労働力不足になることは明らかです。

だから女性の社会進出をすすめているんですよね。

でも、女性が働くと結婚や出産に影響しますよ。

だって日本の共働き家庭では、家事分担が平等じゃないんですもの。

何と2017年の調査では、共働き家庭の約30%が妻だけが家事をしているのですよ。

妻が主に家事をしている割合も含めると、なんと60%を超えるのですから、家事分担後進国と言われても仕方ないでしょう。

驚きますよね。

家事を全て妻に任せているのに、それを当たり前だと思っている男性が少なくないようです。

なぜなのでしょうね。

共働きなのに家事分担が上手くできない理由を調べてみました。

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家事分担は最初が肝心

夫婦になった時に夫も妻も仕事をしているのが当たり前の時代です。

結婚する前に花嫁修業のために仕事を辞める女性はほとんどいないでしょう。

だから新婚生活をスタートする時にきちんと家事分担のルールを決めておくことが大切です。

女性が家事をするもの!という古臭い考えを持っている男性もまだ絶滅していません。

最初にきちんと決めておかないと、結局やらなくてもイイんだ!と勝手に思い込む恐れがあります。

一緒に生活を始める前にルールを大まかに決めて、実際に夫婦生活が始まってからも、月に1回は家事分担について話し合ったり、見直したりして、数年かけて夫婦のルールを確立させるのが理想です。

あくまでも理想ですよ。

それが簡単にできれば苦労しません。

家事分担のルール作り

家事分担のルールは、年月が経つごとに見直す必要があります。

子供が生まれたり、仕事が変わることもあるからです。

一度決めたルールは絶対!!と頑固になるのはイライラのもとなので、ルールを守れないとしたら、守れるルールに変えるようにしましょう。

家事分担を上手くやっている夫婦の例を参考に、ルールの決め方をご紹介します。

朝と夜で分担する

家事全般を、出かけるまでに済ませなければいけないことと、帰宅してから寝るまでの間にすることに分けます。

朝食作り、ゴミ出し、洗濯までが朝の家事とする。

夕食作り、洗濯物の片づけ、お風呂の準備、夕食後の後片付けまでを夜の家事とする。

これをきれいに分けて分担するルールです。

見てわかると思いますが、帰宅後の家事の負担割合が圧倒的に多いので、不公平感があるかも知れませんが、交代制にすればその不公平感は解消されます。

夫の方が出勤時間が遅かったりするなら、朝の家事は完全に任せて、夕食の下準備までしてもらえば良いのではないでしょうか。

得意分野で分担する

家事は総合的な能力が必要だと言われています。

たしかに、家計を考えて献立を考えたり買い物をしたりします。

掃除や洗濯も効率性を追求したりするとボーっとしているだけではスムーズにできません。

しかし人間には得意不得意があります。

家事としてやるべきことが全て苦手な人なんて生きるのも不便ですよね。

誰も身の周りの世話をしてくれない一人暮らしなら、嫌でもしなくては生きていけません。

料理が得意、掃除が好き、洗濯ならまかせとけ!

家事分担を考える時に、家事を全てリストアップして、負担割合を決めて、得意なものから分担していく方法があります。

例えば料理のジャンルも細かく分けます。

朝食作り 3ポイント
後片付け 1.5ポイント
夕食作り 4ポイント
後片付け 1.5ポイント

このように分けて、休日は二人で作るようにすると決めて、家事のポイントを決めます。

掃除に関しても、

部屋の掃除  5ポイント
トイレの掃除 2ポイント
お風呂の掃除 2ポイント
洗面所の掃除 1ポイント

このような分け方をしてポイントを設定します。

自分が得意な家事のポイントが低ければ、沢山の家事を負担することになりますが、不得意なものでもポイントが高ければ頑張ってやってみようという気持ちになるので、モチベーションを高める効果がありますね。

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働く時間に合わせた家事分担

家事分担のルールを決めても、それがルール通りにできないと「約束を破った」という罪の意識が生まれることもあります。

ほんとはきっちりと決めて分担するのが望ましいとしても、なかなか理想通りにいかないので、仕事の時間に合わせて家事をするというザックリしたルールもアリだと思います。

早く帰った方が家事をする。

仕事が忙しくて家事する時間ができない日が続いて、パートナーに家事の負担をかけている時は、外食にしたり、テイクアウトやデリバリーを利用します。

掃除や洗濯は休日に分担して、少々部屋が汚れていても文句を言わないことが重要なポイントです。

仕事を理由に一方だけに家事の負担が重くなり過ぎないことと、早く終わった方が家事をすれば良いというゆるめのルールは、ギチギチに家事分担を考えなくても済むので、ラクかも知れませんね。

家事分担を成功させるポイント

家事分担のルールのついてご紹介しましたが、せっかくルールを決めても、夫が家事をしなくなるケースがとても多いです。

なぜなのか、その理由を男性に聞いてみると、自分でも思い当たる答えが返ってきました。

「せっかく頑張ってもやり方を文句言われた」
「妻の家事のやり方と同じにしないとキレる」
「結局やっても気に入らないならやりたくない」

このような男性の声を聞くと、納得できることもあります。

結婚するまでに自分で家事をしてきた経験があると、自分のやり方がハッキリしています。

それと違うやり方をされると、嫌なんですよね。

私の場合、料理が好きな旦那さんなので、少しは料理してくれても良いのに、一年に一度くらいしかしなくなりました。

それでケンカしたこともあります。

なぜしなくなったのか?と理由を聞くと、キッチンを汚すのが嫌だからというのです。

料理は好きだけど、片付けながら作ることができないので、作り終わった時にはキッチンが大変なことになってしまいます。

それでも片付けまできっちりしてくれればいいけど、皿洗いしてもお皿の裏の汚れまできれいに洗えないので、ブツブツ文句言われたのが嫌だったそうです。

ゴミの分別の仕方、お風呂の掃除のやり方など、夫から見ると「妻の家事ルールは複雑でわかりにくい」そうです。

そもそも家事に対して興味を持っていないと、細かいルールやこだわりなんて理解できないのでしょうね。

まとめ

自分のルール通りにやってくれないと気に入らない!という姿勢のままでは、家事分担は上手くいかないので、共通のルールを決めるか、自分のルール通りじゃなくてもとりあえずやってくれるならOKとすることです。

気に入らなくても、自分が少しでもラクできるようになるなら、そこは見て見ぬ振りも大切なのではないでしょうか。

関連記事:家事分担の平等について

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