実家を離れていると、帰省シーズンに帰れるのが楽しみだと思えるのは、独身時代まででしょうか。
結婚してからでも、自分の実家へ帰省できるならのんびりできるので楽しみかも知れません。
でも、夫や妻の実家へ帰省するのは、気を使ってしまうので本心では帰りたくないと思っている人は多いでしょう。
帰省したくない理由を上げたらきりがないほど出てくる可能性がありますが、自分だけのわがままで帰省を拒んでいるわけじゃないのに理解されなくて困っている方もいるのです。
帰省できない理由があるのに、すべて「あの嫁が帰省させない」と悪者にされてしまうのも困ってしまいます。
きちんと説明すれば、理解される可能性がある理由をあげてみました。
あなたが帰省できない理由に当てはまるのなら、理解してもらえる努力はしてみてもイイのかも。
では、帰省しない理由を見てみましょう。
アレルギーが出る
帰省したくない理由として深刻なのがアレルギーです。
自分のこともそうですが、子供にアレルギーが出てしまうことがあると困ります。
アレルギーの原因になるアレルゲン物質は食品だけでも30種類近くあります。
それに食べ物だけじゃないので、夫の実家に帰省した途端にアレルギーが出てしまうケースもあるのです。
食物アレルギーの他にも以下のような原因があります。
このように、食べ物を注意するだけでは不十分なのです。
実家が古い家だと、家の中でも寒暖差アレルギーを起こすこともあります。
アレルギーの症状は軽いと皮膚に湿疹ができたり、咳や鼻水が出るくらいで済むこともありますが、ひどいアレルギー反応を起こすと、アナフィラキシーショックといって、最悪のケースでは命にかかわることもあるのです。
アレルギーを甘く見ることはできないので、帰省したくないのではなく、したくてもできないのです。
ただ、世代間でアレルギーへの認識に差があるので、たかがアレルギーと軽く考えられることもあります。
帰りたくない言い訳だと疑われるのもシャクにさわるので、アレルギーの検査を受けてきちんと説明して納得してもらいましょう。
帰省に必要なお金がない
帰省のたびに交通費の負担が大きくて、好きなところに旅行に行くこともできないと、たまには帰省ではなくて旅行として休暇を使いたいと思うこともありますね。
それどころか、帰省のために貯金しなくてはいけないから、日ごろから節約生活を強いられてしまうなんてことになると、帰省したくないと思うのも無理はないでしょう。
帰省が家計を圧迫していることを夫に相談しても聞いてくれないのなら、いっそ旦那さんのおこずかいを減らす提案をしてみてはいかがでしょう。
夫が家計を握っていれば帰省の費用も把握できますが、家計を妻にまかせっきりの男の人は、やりくりの苦労がわからないのかも知れません。
帰省の回数を減らすなど、費用の負担を軽くすることを一緒に考えてみます。
子供がいる家庭なら、これから教育費のために貯金もしないといけません。
それでも孫の顔を見たいと言われたら、帰省ではなく一緒に旅行を計画してみるのも一つの対策です。
旅行となれば、親に甘えることもできますし、帰省して姑の気を使って家事を手伝うよりも気楽ですよね。
仕事が休めない
夫婦がそれぞれ仕事を持っていると、一緒に休みを取れるとは限りません。
職種によっては、年末年始やお盆でも休めないこともあるので、その場合は遠慮せずにそのまま伝えてもいいと思います。
女性も男性と同じく、仕事をするからには責任があります。
結婚していれば、自分の都合だけが通るわけではないのです。
夫だけで帰省しても良いのですから、仕事を後回しにしてまで気を使う必要はないでしょう。
言い難い理由もある
ここまでは、帰省したくない理由として隠す必要はないことばかりです。
でも、口に出すのをためらう理由で帰省したくないと思っている人も山ほどいます。
例えば、帰省すると親戚が集まると宴会になり、クセの悪い親戚のおじさんに絡まれるとか。
それが義父や義兄だったりするとさらに厄介です。
姑との関係、小姑に気を使うのも疲れますよね。
言いにくいけど帰省したくない場合の対策としては、仕事を理由にしている人は多いです。
夫側としては、自分の実家に帰るのに一緒についてくるのを嫌がれられるとショックを受けたり、嫌な気持ちになる人が少なくないと思うので、そのままホントの理由を伝えて、夫婦間の空気を悪くする恐れがあるなら、仕事という理由を作ってしまいましょう。
何でも話合えて、理解しようと努力してくれる旦那さんでも、「あなたの親や親戚がイヤだ」と言われれば傷つくと思うので、伝える時には思いやりを忘れないようにしたいですね。
まとめ
嫁の立場になって初めての帰省の時に、これからずっとこの行事が続くことにゾッとした経験がありますから、帰省したくないと思う人の気持ちは痛いほどわかります。
夫婦関係を壊しても良いなら話は別ですが、夫婦生活は円満に続けていくつもりなら、火種にならないように気をつけて作戦を練ってくださいね。