結婚した娘の部屋は早めに片付ける方がいい?それともそのままに?

悩み

娘が結婚して家を出ていく日は、親としては嬉しくもあり、寂しくもあり。

少しの間は、心にぽっかりと穴が空いてしまったような気持ちになるかも知れませんね。

娘の部屋の中には、思い出がいっぱい詰まっているでしょうから、しばらくはそのままにしておきたいと思うでしょう。

娘が里帰りする時のためにも、部屋はそのままにしておくお宅も多いでしょうね。

ですが、ずっと娘の部屋をそのままの状態にしておくのは、後々のことを考えると、ちょっと問題も出てきます。

結婚した娘の部屋や、実家においていった荷物などは、いつまでそのままにしておくべきなのか、考えてみましょう。

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結婚した娘の部屋は整理すべきか

娘が結婚して5年以内であれば、そのままにしてあるお宅も多いです。

すぐに整理したくない寂しさもあるでしょうが、里帰りする時のために部屋をそのままにしておきたいというのが一番の理由です。

ですが、結婚して5年以上経っているのなら、そろそろ実家で過ごした日々との離別の時だと思います。

結婚してから実家に里帰りしたときに、自分の部屋がそのまま残っていると、一瞬で子供のころのような気持ちに戻れます。

それはとても安心できる空間でしょう。

でも、いつまでも甘えられる場所があるのは、何かにつけて実家の戻りたがる理由を作ることになります。

結婚しても、すぐに実家に出戻る娘も珍しくない時代ですが、それを見越して部屋をそのまま残しておくのは、娘のためにならないのではないでしょうか。

娘の部屋を模様替えする意味

娘が実家を出る理由として、進学、留学、就職の場合は、部屋はそのままにしておいても構わないでしょう。

いずれ戻ってくることも想定されますからね。

しかし、結婚は戻る前提で送り出すわけじゃないのです。

部屋をそのままにしないで、模様替えすることには、深い意味があると思います。

実家を物置にさせない

結婚して間もない頃には、収納スペースの少ない賃貸住宅などで新婚生活をスタートするカップルの多いでしょう。

収納スペースがなくて、自分の荷物を全て持っていけないので、実家にそのまま置いておくのは仕方ないのかも知れません。

ですが、いつまでも実家を物置のように使えると思わせるのは、いずれ親が年老いた時に娘が困るだけです。

自分の生活環境に合わせて、生活用品や洋服などを最小限にする努力もできなくなってしまいます。

実家に荷物を大量に保管したままでは、親が高齢化した時に実家を整理するのは大変なことです。

早い段階で実家は物置ではないという意識を持たせるためにも、娘の部屋は模様替えをして有効に使えるようにした方が良いのです。

親の終活を考えさせる

不要なものはすぐに処分できる人とできない人がいます。

ただ、高齢になると不要なものかどうか判断に迷いがちなのです。

物を大切にする精神が根付いていることもあるでしょう。

高齢になった時に、子供たちに迷惑をかけたくないと考えて、断捨離に踏み切る方たちが増えています。

終活を考えるようになった段階で、そういう判断ができれば安心です。

娘の部屋をそのまま残しておきたいと思うのは、親の気持ちとしては痛いほどわかりま。

ですが、子供たちには、親がいつまでも元気でいるわけじゃないことを自覚させて、終活を考える機会になるのではないでしょうか。

戻るところはないと覚悟させる

娘が新婚旅行から戻り、実家の両親にお土産を持ってきた時に、自分の部屋がきれいサッパリ片付けられていたら、どんな気持ちになるでしょう。

寂しがるでしょう

そんなに素早く片付けられたら、悲しいだろうな

そう思う方が多いでしょうね。

たしかに寂しがるでしょう。

それは間違いありません。

でも、同時に覚悟が生まれると思います。

私もそうですが、離婚して実家に出戻った経験があると、その親の気持ちも理解できるようになります。

もう二度と戻ってこないように、今度こそ幸せになって欲しいという気持ちと、また失敗してしまうのではないか・・という心配の気持ちが複雑に混ざってしまうのでしょう。

再婚じゃなく初婚でも、娘を心配すればするほど、部屋をそのままにしておくのはツラくなると思います。

「いつでも戻っておいで」という気持ちを親が見えてしまえば、娘に覚悟が生まれません。

強い気持ちで送り出したことを娘に見せるためにも、できるだけ早い段階で部屋を片付けると良いと思うのです。

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自分の思い出は手元に置くべき

結婚した娘の部屋をそのままにしておきたいのは、子供の頃からの思い出が詰まっているからですよね。

その思い出は親にとって宝物だと思います。

ですが、それは娘自身の思い出なので、娘が自分の手元に置くべきではないでしょうか。

娘が母親になった時に、子供に見せられる思い出の品があるのは素敵なことです。

部屋の中にある思い出の品々を全て娘に持って行かせることができないのなら、残しておきたい大切な物だけを除き、思い切って処分すべきです。

いつでも時間をさかのぼって、過去に浸るよりも、前向きに生きた方がイイですよね!

まとめ

じつは私自身は、実家の親から荷物を処分すると聞いてショックを受けました。

ですが、実家の親たちが終活のために不要な物を処分していることを知り、自分も決心しました。

それからわずか3年ほどの間に、両親は続けて逝きました。

親に処分させるのではなく、自分自身で片付けるべきだったと後悔しています。

きっと娘さんは、自分の部屋がなくなることを知って、少しショックを受けると思います。

ですが、いずれ親の気持ちはわかるはずですよ。

 

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