結婚しても仕事を続けるのは、今の時代には普通のことです。
しかし、その仕事の内容がナイトワークだと、色んな問題が起こります。
まずは結婚相手の夫が、妻のナイトワークに反対することが第一の関門です。
飲食を伴う夜の仕事、いわゆる水商売は接客がメインになるため、夫としては気が気ではないでしょうね。
ですが、時代は変わりつつあります。
既婚女性が家族の理解を得た上で、ナイトワークをするケースも増えているのです。
家事や育児をしながら仕事を続けるのは、想像以上に大変です。
子供を預ける先が見つからなかったり、低い賃金でしか雇用されなかったり。
であれば、ナイトワークで効率よく稼ぐのも、賢い働き方かも知れませんよね。
しかし、そこにはもう一つ問題があります。
夫が理解したとしても、義理の親が反対するケースがあるのです。
内緒にしておけば問題ないでしょ
でも、家族みんなで嘘つくのも無理があると思うよ
そもそも反対される筋合いもないはず
とまあ、色んな考え方があります。
それはともかく、義理の親が反対する理由から、どう説明するのか解説します。
義理の親が反対する理由
息子が結婚した人が、どんな仕事をしていたとしても、それを親が止めることはできません。
ですが、顔を会せるたびに嫌味を言われたりするのは、やはり気が重いですよね。
説得して理解してもらうためには、反対する理由から考えないといい方法が浮かばないでしょう。
義理の親が反対する主な理由をあげてみます。
②孫が可哀想
③世間体が悪い
具体的には、もっと細かい反対理由があるのかも知れません。
ですが、大まかに見ればこの3つの理由があがるでしょう。
この3つの理由に対して、いい説明方法を解説します。
①息子が可哀想
夫の親から
「息子の気持ちも考えて」
「息子の稼ぎが悪いからなの?」
このような言葉で反対されたのなら、説明する方法は1つしかありません。
「二人で話し合って決めたことですから、大丈夫です」
昔とは違い、夫だけが働いて生活していけるほどの収入のある家庭は少ないでしょう。
収入が少ないのは、社会の仕組みが悪いからなので、それを二人で頑張って跳ね返していくしかないという強い決意を持って働いているのだと説明するのです。
②孫が可哀想
孫の存在は祖父母にとって特別です。
息子のことよりも、母親が夜の仕事をしているのは幼い子供にとって寂しいのではないか・・・。
そういう理由で反対するのは、きっと義理の親だけじゃなく実の親も同じではないでしょうか。
ですが、母親が働く時間がたまたま夜というだけで、子供が可哀そうだと考えるのもおかしな話です。
それに、ナイトワークは短い時間で効率よく稼げる仕事もあるので、長時間子供と離れなくても済むというメリットもあります。
孫が可哀そうだという理由で反対されるのであれば、ナイトワークが子供にプラスになることがあるという方向性で説得するのが効果的です。
毎日保育園に預けるよりも、週に数日のナイトワークをしながら育児できる方を選択したと言えば、考えるきっかけになる可能性があります。
③世間体が悪い
今の時代になっても、まだ水商売に対する偏見はあります。
それは親世代に限ったことではないので、自分の息子の嫁が夜の仕事をしているなんて、恥ずかしいことだと考える人がいるのも仕方ないことなのかも知れません。
しかしそれは、ナイトワークのことをほとんど知らないからです。
どんな職場でも、仕事に真面目に取り組む人もいれば、不真面目で中途半端な気持ちでラクして稼ごうとする人はいます。
恥ずかしいと思われるような仕事をしていても、きちんとやるべきことをやって、誠実に生きているとわかってもらえれば、考えも変わってくると思います。
世間体を気にする人は、外からの評価に重きを置いているので、それだけで認めてくれるとは限りません。
ですが、夜の水商売という職業に対する印象が変わる可能性はあります。
時間はかかりますが、自分が恥じることなく堂々と接することが大切だと思います。
「私は接客業ほど社会勉強になる仕事はないと思ってます。人に後ろ指をさされるようなことは何もしていませんから、安心してください。」
と真正面で向き合いましょう。
サポートの提案をされた場合
嫁が夜の仕事をするのは、息子の収入が少ないからだと思い込む親は、反対すると同時に経済的なサポートを申し出ることもあります。
本当に経済的なことが理由で、嫌々だけど水商売をしているのであれば、経済的なサポートを受けるのも良いと思います。
そして、就職に役立つ資格の勉強をしたり、時間をかけて焦らずに仕事を探すことが可能になるのならヘタに遠慮することはないでしょう。
ずっと頼るわけではなく、義理の親が安心できる仕事に就くことができれば、それで恩も返せます。
何より、義理の親が望むことを叶えてあげるのですから、その点は遠慮しなくても大丈夫だと思います。
まとめ
シングルマザーが子供を育てるために、水商売をする理由を考えてみましょう。
水商売しか働く場所がないわけではなく、子供との暮らしを成り立たせるために、その道を選ぶ女性が多いのです。
結婚していても同じではないでしょうか。
結婚しても母親になっても働くことが当たり前になりつつある時代。
自分なりに一生懸命考えて選んだ仕事であれば、ナイトワークにプライドを持ちましょう。
そのプライドが伝われば、むやみに反対されなくなると思います。
お金のために、やりたくないけれど水商売をしている場合を除き、簡単に引き下がる必要はないはずです。