恋愛結婚で結ばれるカップルは、学生時代にお世話になった人や、職場の上司などに仲人をお願いすることがあります。
ですが、この場合の仲人は、出会いには全く関与していないことがほとんどですよね。
職場の上司に縁談をすすめられたとか、そのようなケースを除いて、今の仲人は名ばかりで媒酌人として式典に立つくらいの役目です。
では結婚相談所ではどうでしょう。
まったく接点のない二人を引き合わせて、結びつけるまで見守る結婚相談の仲人の場合は、数多くのカップルを見てるので、、頭の中に統計データが詰まっています。
だからこそ、当人同士でもわからないことが見えることがあるようです。
個人の仲人が運営する結婚相談所では、コンピューター顔負けのデータ管理力で、会員の中から合いそうな2人を選びだします。
ですが、実際にお見合いしてみると、仲人の思い通りになるわけではないのです
データだけでは見えないのが男女の仲なのです。
結婚相談所の仲人の目線から、結婚できない理由をひも解いてみましょう。
仲人目線ではどんなポイントを見ているのか
今回は婚活が上手くいかないとお悩みの女性向けにポイントを絞りました。
仲人の役割は、成婚までこぎつければそれで終わりではなく、幸せな夫婦として寄り添える2人を結びつけることです。
お見合いの場だけを上手く乗り切るだけじゃなく、その後のことまで考えてアドバイスしています。
・信頼できる
・興味を持てる
・適度に緊張する
・疲れ過ぎない
・もっと話したい
・想像力をかき立てられる
このような気持ちになれるかどうかがポイントです。
まず尊敬と信頼は人としての基本なので、外せません。
興味を持てるかどうかも、その人を好きになる可能性として欠かせないことです。
適度な緊張は、恋愛が始まった時の気持ちとリンクします。
初対面の緊張から疲れるとしも、1時間も一緒にいられないほど疲れる相手とは波長が合わない可能性があります。
もっと話したいという気持ちも興味を持っている証拠です。
そして最後の想像力ですが、これは相手と夫婦になった時のことが頭の中で想像できたかどうかです。
想像できない相手とは、お見合い後の進展は難しいようです。
以上のポイントを踏まえて、仲人目線から見る「結婚のチャンスを逃す女性」のタイプを見てみましょう。
結婚できないのは私のせいじゃない
結婚相談所に入会するのは、結婚願望を持っているからですよね。
しかもかなり強い結婚願望と言ってもいいでしょう。
タイミングよくいい相手と知り合って、とんとん拍子に結婚できた人と、結婚相談所に入会してもなかなか成婚できない人の違いを見ると、結婚のチャンスを逃がしていることがよくわかります。
それは、「人のせいにする」女性です。
自分を冷静に見て、求めている理想の相手の条件が高すぎていたり、自分が気に入った人から好かれない理由は、自分ではなく相手に原因があると考える人です。
「上手く会話をリードしてくれなかったから」
「高学歴だから人を見下して嫌な性格だから」
「エリートだから仕事のことを自慢ばかりしている」
「女の人と付き合った経験が少ないから退屈だ」
このように、うまくカップル成立にならなかった理由を聞いてみると、自分に反省する点はなく、相手の悪いところばかりを並べ立てる人は、結婚のチャンスは訪れないでしょうね。
モテ期が忘れられない
30代を過ぎてから結婚相談所に入会して本気で婚活を始めた場合はそれほどいないタイプですが、アラフォーの女性に多いのが、過去の栄光にすがっているタイプです。
過去の栄光とは、いわゆるモテ期です。
誰でも人生の中には、一度や二度はモテ期があるでしょう。
10代後半~20代までは、恋愛のチャンスがあちこちにあります。
同時期に何人もから告白された経験が一度でもあると、その時のキラキラした気持ちが忘れられなくなってしまいます。
モテていた時期と同じように男性に接していても、あの頃と同じように男性がチヤホヤしてくれると思うのは大きな間違いです。
自分では10年前、20年前とあまり変わっていないつもりでも、やはり年月は経っています。
若い子と同じ感覚で甘えたり、わがままな態度を取ってしまうと、相手は引いてしまうのです。
お嬢さまっぽさが抜けない
おっとりしている癒し系の女性は、お嬢さまっぽさが魅力です。
結婚相談所でも人気が高いタイプではありますが、それが20代までのことです。
30代以降でもおっとりしたお嬢さまの雰囲気をまとっていると、「この人と結婚しても大丈夫かな?」と不安を与えてしまいます。
20代であれば、これから人間的に成長してくれると期待が持てますが、30代以降の人に性格や生き方を変えて欲しいなんてなかなか言えることではありません。
結婚相手に求めるのは、支え合える強さがないと厳しい世の中を生きていけないので、頼りなくて守ってあげたいお嬢さまタイプは、あまり相応しいと思われない傾向があります。
急増中の仕事感覚の婚活女性
キャリアを積んで、男の人に負けないように頑張って生きている独身女性が結婚相談所に入会すると、「婚活は仕事じゃない」と痛感することがあります。
仕事は自分の頑張りが評価されたりしますが、婚活はそうはいきません。
恋愛結婚と結婚相談所のお見合い結婚では違うとしても、婚活も相手を好きになることから始まるという点では同じです。
仕事で評価を受けることが生きがいになっているキャリアウーマンは、婚活もまるで仕事のように結果を出すことばかりにこだわってしまい、相手を怖がらせてしまうことがあるのです。
価値観が昭和過ぎる
私は結婚した後は家庭に入って専業主婦になり、家族を支える生き方を望んでいます。
私の母はずっと父に対して従順でしたから、私も母のようになりたいです。
家事は得意で好きなので、家事を旦那さんになる人にやらせることはないと思います。
このようなことをお見合いの相手に言うと、いいお嫁さんになってくれると思われたのは昭和の時代まででしょう。
今の時代、妻が専業主婦でも住宅を購入して、子供にもきちんとした教育を受けさせることができるほどの収入を得られる男性は限られています。
格差社会ですから、妻が共働きで家計を助けてやっと人並みというのが普通です。
古風で控えめな奥さんが理想だと思っても、それでは今の時代を生きていくのは難しいのですから、あまり昭和っぽい価値観を持つのもマイナスになることがあります。
なんでも完璧を求める
結婚相談所で紹介された人とお見合いする時は、誰でも第一印象を考えて気合いを入れます。
ですが、あまりにも完璧なイメージは初対面の相手を怖気付かせます。
隙だらけも困りますが、完璧を求めすぎるタイプは、一緒にいると疲れてしまうので、結婚相手としては遠慮されてしまいことが多いです。
それに、いつでも最高の自分を見せたいという気持ち強すぎると、初対面の印象からジワジワと好感度が下がってしまうかも知れません。
最初から気合いを入れ過ぎる人は、数回のデートで色褪せて見えてしまうリスクがあるのです。
サバサバ姉御っぽい性格
友達や後輩の面倒をよく見て、サバサバしている性格のいわゆる姉御系の女性は、お見合いした時の第一印象はとても良いのに、その後が続かないパターンが多いようです。
友達感覚のままで、それ以上に進んで行かないのです。
サバサバ系の顔とそうじゃない顔のギャップを見せないと、恋愛対象にならないのかも知れません。
結婚相手としてではなく、いつのまにか恋愛相談できる女友達になってしまうこともあるので、自分の見せ方をもっと勉強しないと友達ばかりが増える婚活になってしまうのです。
まとめ
婚活しているのになぜかチャンスに恵まれない。
いったい何が原因なんだろう・・・。
結婚相談所の仲人をしている人は、そのような「なぜ」に対してアドバイスをくれるので頼りになる存在です。
自分だけで頑張っても上手くいかないのなら、経験豊富な仲人のいる結婚相談所に期待してみるのもいいのではないでしょうか。