不倫をテーマにしたドラマや映画は多いので、そんなドラマや映画に触発されて家庭の外での恋愛に興味を持ってしまう人が増えてしまいそうです。
不倫はいけないことだとわかっていても、「このくらいならいいかも?」と軽い気持ちで婚外恋愛に夢中になって家庭を崩壊させてしまうこともあります。
夫婦がお互いに不倫に対して同じ価値観を持っているのなら、どこまでならセーフでどこからアウトなのかわかりますが、価値観が違うと大きなトラブルに発展することがあります。
ここでは、女性たちが考える不倫の境界線についてまとめています。
どこからが不倫なのか、自分以外の女性たちがどう思っているのか気になる方はチェックしてみてください。
不倫と断定する行動
未婚の女性が考える不倫と既婚女性が考える不倫では少し差があるようです。
既婚女性が思う不倫行動は、
肉体関係が一度だけなら不倫ではなく軽い浮気だと考える独身女性が多いのに対して、既婚女性は一度でも肉体関係があれば不倫だと断定する割合が100%です。
浮気も不倫も肉体関係があれば不貞行為なので、言葉を言い換えて罪の意識を軽くしているだけなのかも知れません。
やはり既婚者になると、不倫に対する認識がかなり厳しくなるようです。
ハグをするだけでも不倫だと思うのは、世代のギャップもあると思いますが、友達同士でもハグすることもあるので、その考え方の違いはトラブルを生むと思います。
結婚前に夫婦が不倫のことを話し合うなんてことはまずないでしょうから、結婚後に「ほかの女の人とハグなんて!信じられない!」と大騒ぎしてから価値観のギャップに気が付くこともあるのでトラブルも起こることもあるでしょう。
男女間のギャップ
不倫の境界線は、男性と女性ではギャップがあると思われがちですが、男女で差があるわけではなく、個人差です。
ひと昔前は、専業主婦も多く、男性と知り合う機会も少なかったため、浮気や不倫して家族を悲しませるのは夫が多かったのですが、今は結婚しても仕事を続ける女性の方が多いので、そこに差はありません。
男女共通しているのは、不倫や浮気に走りやすい人は、自分には甘く、相手には厳しい傾向があります。
自分が異性と二人きりで食事をしても「仕事だから」と理由をつけて不倫ではないと言い張っても、相手に自分と同じことをされると「二人きりは怪しい」と考えるのです。
これは自分がチャンスがあれば「食事だけじゃなく・・その後も」と下心を持って異性と会っているからです。
法的な境界線は?
もしも夫や妻が外で他の異性と二人きりで食事をするのでさえ不倫関係があると思ってしまう人もいますが、ほんとに食事するだけの関係性だとしても法的に不倫と認められるのか・・となるとそうではありません。
食事するだけで肉体関係はないとしても、双方が恋愛感情を持っているとしたら心情的には不倫と認定されても良さそうなものです。
ですが法的に認められるか問題になるのは、不倫を認めようとしない相手に対して裁判などで争う時だけです。
法的に不倫と認めるのは、第三者が見ても「不貞行為があった」ことがわかる物的な証拠が必要です。
頻繁に二人きりで食事をしていることが証明できる領収書があったとしても、それが不貞行為があったこととは認められないのです。
具体的には、ラブホテルに二人で入っていく様子を写真で撮影しているとか、車の中などで男女関係のあることがわかるような写真があることです。
ラブラブな内容のメールやLINE、電話の通話記録などは証拠能力としては薄いと言われます。
これくらい法的な不倫の境界線は厳しいのです。
食事だけでもNGは全てダメ
異性と二人だけで食事をしたら不倫だと思う人は割合としては少ないですが、本音を言えば夫や妻が他の異性と二人きりで食事をすることは穏やかな気持ちで聞ける人の方が少ないのではないでしょうか。
ホントは嫌だけど、食事くらいで怪しむようなことを言うのは嫉妬深く、イヤな人間だと思われそうだから、「食事くらいならいいでしょう」と強がりで言っているのではないかと思います。
法的な境界線は別として、夫婦の間では正直な気持ちで話し合い、不倫についてどこからがアウトのラインなのか理解し合うことが大切です。
食事だけでも不倫だと思ってしまう人は、恋愛感情を思わせるような内容のメールやLINEだって不倫だと思うはずです。
欧米の挨拶としての握手やハグは環境によってはOKだとしても、友達同士でスキンシップするなんてダメだと思うでしょう。
食事をするだけでも不倫だと思ってしまうと言葉にして伝えられる人は、それだけ自分の気持ちに正直だからです。
キスしたり、手をつないだりするだけなら、不倫とは思わないと言えるのは、自分もしているからなのか、ほんとにそのくらいのスキンシップは恋愛とは関係なくできる人なのです。
食事だけでアウトだと考える人とは、あまりにもかけ離れています。
このような二人が夫婦になると、離婚の確率はとても高くなるでしょう。
まとめ
不倫はダメなことですが、その前に考えておくべきなのが、結婚相手との考え方のすり合わせです。
どこからが不倫だと思うのか、その境界線は近くないとトラブルが起きやすいことは目に見えています。
結婚してからでも、お互いの考え方が開き過ぎる前に、気持ちを伝えあうようにしましょう。