長年連れ添っていても、仲良し夫婦でいたいと願って結婚する人がほとんどだと思います。
「ずっと恋人同士みたいな夫婦でいようね」なんて結婚する時は思っていたはずなのに・・。
夫婦円満でいるためには、それなりの努力や工夫が必要なのではないでしょうか。
どうしたら円満な夫婦でいられるのか、そのヒントはやはり仲良し夫婦から学ぶのが一番ですよね。
そこで気になることがありました。
それはお互いの呼び方です。
お互いの呼び方と円満な夫婦関係には、どんな関係があるのでしょう。
お互いの呼び方の変化
夫婦の間でお互いを名前やニックネームなどで呼んでいるのは50%以下です。
ある統計では、結婚前からの呼び方を続けている夫婦は40%程度という結果でした。
名前で呼び合っていたのに、子供が生まれるとお互いのことを「ママ」「パパ」と呼ぶようになるのはよくあるケースです。
子供を介して呼び合えば、そうなるのも仕方ないことです。
さらに、お互いを呼び時に「オマエ」とか「アンタ」などと呼び合う夫婦もいます。
親しみを込めて呼び合っているのであれば、「オマエ」や「アンタ」でもいいのでしょうが、ケンカ腰になった時にはエスカレートしそうですよね。
少数派ではありますが、「呼ばない」という夫婦もいます。
お互いに声をかけ合うことなく生活できるわけないので、「呼ばない」夫婦は円満じゃないことが容易に想像できます。
夫婦それぞれで呼び方が違うとしても、結婚前と同じ呼び方をそのまま続けている夫婦は半数以下だとわかります。
恋人だった人が夫(妻)になり、父親と母親になっていくのですから、呼び方も変化するのもわかります。
呼び方の変化は夫婦関係の変化を反映するので、いつまでも恋人同士のままというわけにはいかないのでしょうね。
仲良し夫婦に多い呼び方
結婚して10年以上経っても、円満な仲良し夫婦の呼び方に多いのは、名前(名前にちなんだニックネーム)です。
結婚前の呼び方がそのままずっと変わらない夫婦は、10年以上経っても円満でいられるケースが多いようです。
呼び方というのは、その人の深層心理に働きかけます。
結婚する前から呼ばれていたように呼ばれれば、その時の気持ちを思い出させる機会が増えるのです。
二人がはじめて出会った日のことや、初デートのことなど、時間の経過とともに記憶の隅に追いやられてしまうことを思い出す機会が多ければ、恋人同士だったころの気持ちが色褪せることも少ないのではないでしょうか。
「パパ」や「ママ」は良くない?
結婚してもお互いを名前で呼び合う方が、夫婦仲良くいられる秘訣かも知れない・・。
そう言われても、やはり子供がいると「パパ」「ママ」など子供目線の呼び方をしてしまうのをやめるのは難しいと思います。
ですが、「パパ」や「ママ」のような呼び方に慣れ過ぎてしまうと、もう戻せなくなってしまいます。
子供たちの前では「パパ」「ママ」と呼び合っても、子供のいない時には結婚前と同じように名前で呼び合うといいですね。
「パパ」「ママ」と呼び合うのが悪いワケじゃなく、切り替えができなくなってしまわないように気を付けてください。
呼び方はその人の意識を変えてしまいます。
ずっと「パパ」「ママ」と呼び続けてしまうと、恋愛感情が薄れてしまう傾向があります。
家族としては円満なように見えても、夫婦としての愛情が薄れてしまうかも知れません。
子供たちの前の顔と切り替えられる二人なら、円満な仲良し夫婦でいられると思いますよ。
まとめ
夫婦が仲良くい続けられるためには、男と女になれるような意識を持つ必要があります。
お互いの呼び方は、その意識への働きかけになるのでしょう。
子供たちの前ではちょっと照れくさいと思うのなら、二人きりの時間を作る工夫をしてみるといいですね。
それが円満な夫婦のベースになるのではないでしょうか。