ステップファミリーとは、夫婦のどちらか、またはどちらにも子供がいて、子供を含めた新しい家族となることです。
日本は3組~4組の夫婦のうち1組が離婚しています。
それだけ多くの離婚者がいれば、子供を連れて母子家庭、父子家庭になるケースも増えます。
そして再婚すると、ステップファミリーになります。
再婚家庭では、かなりの割合がステップファミリーになります。
そこには色々な問題があるので、再婚してもうまくいかないこともあります。
一番問題になりやすいのが、子供との接し方です。
再婚して幸せな家庭を作るためには、ステップファミリーが乗り越えなければいけないことです。
連れ子と自分の子供の接し方
ステップファミリーには、夫にも妻にも連れ子がいて、結婚と同時に家族が一気に増えることもあります。
血のつながりのない子供といきなり親子になるのは、誰でも簡単なことじゃないですよね。
血のつながらない子供と親子関係になるという経験が豊富な人なんてほとんどいないでしょう。
ビッグダディぐらいですかね(笑)
いきなり実の親子のように接することができないのは当たり前のことです。
しかし自分の子供がいると、できるだけ同じように接しなければいけない!と焦ってしまうと、それが関係をこじらせてしまう場合があります。
ステップファミリーは、それまで母子家庭、父子家庭で生活してきたリズムやルールがあります。
それを新しい家族になって急に変えるのは難しいのです。
自分の子供には今まで通りのルールで躾をするけど、新しく家族になった子供にも同じように躾をしても良いのか?と迷いが生じてしまうのです。
子供の年齢別に考えてみる
ステップファミリーになる前に、恋愛期間がある程度長くなると、子供も成長して自然に新しい家族になることを受け入れてくれることもあります。
例えば思春期は親の恋愛や再婚に対して、過剰に反応して反対していても、子供も大人になれば穏やかに受け入れてくれるようになる可能性は高いです。
逆に年齢が小さいと、ステップファミリーになっても新しい家族のカタチを作り上げるのは自然の流れになる可能性もあります。
しかし、年齢が小さいと成長とともに躾のこと、教育のことなど夫婦の意見が合わなくて、対立することもあります。
子供自身も、実の親じゃないことがわかっていれば素直に言うことを聞かなくて、イライラしてしまえば、子供との関係はこじれてしまいます。
ステップファミリーを成功に導くポイント
ステップファミリーのカタチは一つではありません。
自分の子供がいなくて、結婚相手の連れ子と初めて親子関係になることもあるわけです。
どんな家族のカタチでも、うまくいくためのポイントを考えてみましょう。
結婚するまでにしておきたいこと
ステップファミリーは、初婚同士の男女が結婚するよりも慎重に考えると思います。
お互いの気持ちだけではなく、子供の気持ちも考えないといけないので、時間はたっぷりとかけることです。
子供が小さいのなら、一緒にご飯を食べたりする機会を増やすことがとても大切です。
子供がご飯を食べる時に、例えば好き嫌いがあったり、食べ方の行儀が悪かったりしたとき、双方がどのように感じるか、どのように対応するのか見ることができます。
子供を連れて外出したりする機会も必要ですが、普段の食事の機会を増やして一緒に生活できるか確かめましょう。
親になるか友達になるか選ばせる
自分とは血縁関係のない子供でも、一緒に暮らす年月が積み重ねれば親子の情も生まれるでしょう。
しかし再婚相手と年齢差があったりすると、自分とあまり年齢差が開いていない子供の親になることもあるのです。
夫婦になっても、親になれないと思うのなら、子供ともよく話し合って、いきなり親になるのではなく、友達や兄、姉のような存在になりましょう。
親子になれなくても親友になれる可能性があると思って、親になることで自分を追い詰めるのはやめましょう。
子供だけに縛られない
ステップファミリーになると、夫婦のことよりも子供との関係を上手く作ることばかり考えてしまうことがあります。
しかしいくら子供との関係が上手くいっても、夫婦関係が後回しになっては意味がありません。
再婚した親のことなんて興味なし!という子供でも、親が不幸になって欲しいと願う子供はまずいないと思います。
両親が仲良くしている様子を見せるのは、子供にとって何よりの安心材料になるはずです。
子供のことばかりを優先して考えてしまわないように、気をつけてくださいね。
まとめ
結婚して幸せになれずに離婚してしまった人でも、もう一度幸せを求めることができるはず。
ステップファミリーは、確かに問題は次々に出てくると思いますが、血のつながりに甘えないので、いい関係を作る努力を続ければ成功する可能性はグンと高くなると思います。
焦らず、自分の幸せと子供の幸せを諦めないでくださいね。