嫁姑問題は、嫁側の不満や苦悩ばかりがクローズアップされます。
お姑さんの方は嫁が感じているほど嫁姑問題に悩んでいないのか、それともわざとなのか・・・。
いずれにしても、嫁姑問題の多くはお嫁さん側が被害者的なイメージが強い気がします。
しかしお姑さん側も意外と気を使っていて、良い姑になりたいと思っているのに、その気持ちが伝わらずに空回りしてしまうことがあります。
自分自身が嫁の立場だった時にお姑さんに意地悪されたとか、いびり倒されたとか、ツラい経験があれば、自分は良い姑になろうと頑張っているという方も少なくないはずです。
ですがそれが上手くいかないと、お嫁さん側から見れば悪い姑になってしまうこともあるのです。
どうしたら良い姑になれるのか、その秘訣をまとめてみましょう。
嫁が姑を嫌う原因
嫁になる前には彼氏の母親とは良い関係だったのに、結婚してから関係が悪くなってしまうことはよくあることです。
結婚する前は、お互いに上手くやっていけると思っていたのに、思い通りにはいかなかった・・。
嫁のことが気に入らないなんて思っていないのに、どうやらお嫁さんから嫌われてしまったと感じている方は、なぜ嫁が姑を嫌うのが、その原因を考えてみましょう。
価値観を押し付ける
嫁の立場になっても同居しなければ生活の中で細かい不満が出ることは少ないのですが、帰省などで問題が徐々に見えてきます。
例えば家事のやり方や育児方法など、昔ながらの考えを押し付けられるのは困ります。
昔ながらの方法にも学ぶことはあると思うけど、育児に関することは昔の知識では間違っていることも山ほどあります。
それはちょっと・・なんて言ってしまうと、「大丈夫よ、それで病気になったことなんてないんだから」と言われて終わりです。
自分が正しいと信じていることを押し付けてくる姑は嫌がられてしまいます。
息子への愛情で張り合おうとする
愛情をたっぷり注いで育ててきた息子が結婚しても、その愛情に変わりはないのは当然です。
親はいつまで経っても親ですから。
ですが、その愛情を嫁の愛情と張り合おうとすれば嫌われる姑になります。
母親だから息子のことはよく理解しているとしても、お嫁さんに対してわざわざ張り合うように見せつけるのは嫌な感じです。
良い姑ぶられるのが疲れる
比較的若い世代のお姑さんに多いのが、嫌われる姑になりたくないから、友達感覚でお嫁さんに接したり、良い姑になろうと必死過ぎて、それが疲れてしまうというケースです。
どんなに女同士の友達感覚で仲良くなろうとしても、嫁姑という立場を感じているから気を使っているのが見えてしまってぎこちないのです。
接する側も気を使って疲れてしまうから敬遠されてしまいます。
良い姑になるためのポイント
嫌われない姑になるためには、どのような点に気をつければ良いのかポイントをチェックしてみましょう。
良い姑になるのを諦める
嫁に嫌われようと関係ない!
嫌な姑だと思われても気にしない!
そう割り切れると気楽になり、お嫁さんと接するのも妙な気を使わなくなるので逆に関係が良くなることがあります。
そもそも良い姑になるなんて、良い嫁になるよりも何十倍も難しいことだと思ってスッパリと諦めるのがポイントです。
無関心を装わない
良い姑になるのも難しいですが、嫁に嫌われないためのあまりにも息子夫婦に対して無関心になると距離が開いてしまうだけで、今後の関係に影響してしまうことがあります。
無関心であることと、干渉しないのは違います。
子供や孫のことを気にかけているけど、基本的には安心しているから口も手も出さないようにします。
あまりにも無理して無関心を装っていると、お嫁さんの方が気を使ってどうでもいいことでも相談してきたりして、きっかけ作りをしようと頑張らないといけません。
無理して無関心を装っていると、そんな時に反動で余計なことまで言い出してしまい兼ねません。
モノやお金で距離を詰めない
嫁や孫に好かれたいという理由から、誕生日でもないしクリスマスなどのイベントでもないのに、むやみにプレゼントやおこずかい攻撃をするのも嫌な姑です。
とくにプレゼントは嫁の趣味に合わないと迷惑になってしまいます。
お金なら大丈夫だと思っても、おこずかいを貰うと嫌なこともガマンしなくちゃいけない・・と思うかも知れません。
お姑さんの方も、「こんなに良くしてあげているのに」という見返りを求める気持ちが湧きやすいので、節目のお祝いなど意外にプレゼントやお金を渡すのはやめた方が良いでしょう。
まとめ
良い姑になろうと頑張っていたはずなのに、気が付いたら嫁に嫌われていた・・。
それを息子の口から聞いたりすると、ものすごくショックでしょう。
だから良い姑になんてなろうとしなければいいのです。
もしも自分が嫁だった時にお姑さんからされた嫌なことの中で、後から考えると自分のために必要だったこととか役に立ったことがあるなら、それは嫌われても義理の親として必要な教えだったのです。
でも、何十年経っても納得できず、理不尽なことで腹が立つようなことは、お嫁さんにはしないように気をつけます。
自分がされてイヤなことは人にはしないこと。
そんな基本だけわかっていれば憎まれるほど嫌な姑にはならないでしょう。