友達として親しく付き合っている相手でも、本心では「あの人嫌い」と思いなが表面上だけ仲良くしていることもあります。
人間関係のしがらみによって、嫌いな人との付き合いも断ち切れないことがあるのは仕方ないのかも知れません。
でも、自分で「この人とは合わないな」とわかっているので、付き合い方もコントロールできます。
問題は「嫌いな人」とか「合わない人」ではなく、一緒にいると楽しい時間を過ごせる人なのに、なぜか疲れてしまう相手との付き合い方です。
嫌いじゃないのに、なぜかその後にグッタリ疲れてしまうのはなぜなのか、その理由について考えてみたいと思います。
気力を奪う人の特徴とは
一緒にいる人からまるでエネルギーを吸収するようなタイプの人がいます。
そういう人と一緒にいれば、疲れるのも当然のことでしょう。
気力を奪う人とは、どんな人なのでしょうか。
特徴をあげてみました。
・自分が優位になるようにマウントをとる
・自分を棚に上げる
・人の欠点を探す
・悪口大好き
・ポジティブ過ぎる
・ネガティブ過ぎる
このようなタイプの人は、一緒にいる人を疲れさせます。
ですが、このようなタイプの人は、知り合って時間が経てば徐々に避けたくなってきます。
距離を置きたくなるタイプなので、付き合い方を上手く調整することで対策できます。
付き合いを断っても問題ないのなら、徐々に疎遠になれるようにすれば無駄に疲れることもなくなるでしょう。
気力を奪われる理由があるのでは
前述のように、気力を奪うタイプではないのに、一緒にいると疲れてしまう相手がいるとすれば、その理由はどこにあるのでしょうか。
一緒にいる時間た楽しくないのなら、その人の言動の中にあなたを疲れさせることがあるはずです。
ですが、一緒にいる時間が楽しいのに疲れるとすれば、それは相手ではなく自分自身に原因があるのかも知れません。
友達と過ごす時間がイヤなわけじゃないし、楽しいのに疲れてしまう原因について考えてみましょう。
嫌われたくな人
どうでもいい人じゃなければ、嫌われたくないと思うはずです。
しかし、「嫌われないようにしなければ」と思う気持ちがいつも頭の片隅にある状態では、楽しんでいるようでも本心から楽しめていないのではないでしょうか。
無意識に自分を偽っていたり、無理をしていると疲れてしまいます。
嫌われたくないと思うのは、お互いに同じはずです。
自分だけが気を使って「嫌われない」ための努力をしていては、バランスが崩れてしまいます。
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慕ってくれる人
年下の友達、職場の部下、学校やバイト先の後輩など、自分よりも年下の人との付き合いは、どうしても無理してしまいがちです。
慕ってくれるので気分も良くなりますし、可愛い後輩と一緒にいるのは嫌な時間ではないとしても、その後にドッと疲れを感じてしまうことがあります。
理由はわかりますよね。
後輩が原因ではなく、つい無理をして「先輩らしくしなければ」と思うからです。
憧れている人
友達として付き合っているけれど、密かに憧れている人との付き合いは、緊張してしまうので疲れてしまうのは仕方ないと思います。
リラックスできるようになれば、憧れの人に自分が追いついたということなので、そうなれるように自分を高める努力をしないといけませんね。
期待してくれる人
「あなたなら大丈夫よ」とか「私が思った通りの人だった」など、自分を高く評価してくれる人がいるのはありがたいことです。
ですが、かいかぶられるのは困ります。
自分の器以上に期待してくれる人に対しては、カッコつけずにそのままの自分を見せられるとラクに付き合えるはずです。
頼ってくれる人
人に相談されたり、頼られることが多いと、友達付き合いも疲れることが多いでしょう。
相談されると親身になって話を聞いてあげたくなるし、頼られるとつい力になってあげようとしてしまう。
そういうやさしさに人は集まってきます。
底なし沼のように、頼られる重さに耐えかねて沈んでしまえば、ツラくなってしまうでしょう。
頼られるのが悪いわけではなく、人との付き合いは「お互い様」が土台になっているはずです。
頼られやすいタイプは、人に頼るのが得意ではないので、バランスが悪くて疲れます。
懐っこい人
すぐに人の懐に入り込むタイプの友達とは、気を使わずに仲良くなれるので、友人関係も華やかだと思います。
そういう人懐っこいタイプは、人付き合いの距離感がとても近いので、距離を詰めた付き合いに慣れていないと疲れてしまいます。
友達を作るのが得意ではない人ほど、人懐っこいタイプの友伊は助かります。
自分から頑張らなくても友達になれるので、短い期間で急激に親しくなることが多いと思います。
それが疲れる理由の1つです。
時間をかけてゆっくりと友情を育てたい人はとくに、疲れを感じてしまうでしょう。
疲れないために必要なこととは
本音と建て前という言葉があるように、本音では友達付き合いしたくないけど、人間関係の構築のために大人はうわべだけの友達を演じられます。
そういう相手に対しては、疲れながらもある程度の距離を置いているので、自分のペースを乱されないように防衛することができます。
ですが、ほんとに嫌いでも何でもないのに、なぜか疲れてしまう人に対しては、上手く付き合う方法がわかりにくいと思います。
ですが、疲れてしまう理由を考えてみると、原因のほとんどは自分にあることがわかるはずです。
嫌いなタイプの人柄じゃないので、会いたくないわけじゃないけど、その後が疲れるのを何とかしたいと思うのなら、踏み込めないボーダーラインを引きましょう。
嫌いな相手じゃないから、距離を置いて近くならないようにするなんて考えたくないかも知れません。
ですが、ほんとに波長の合う人ならば、少々の距離があっても関係が途切れることはありません。
どんなに親しくなっても、土足で心の中に入り込まれるのは嫌ですよね。
相手に合わせて無理するのも、自分を合わせようとする気持ちが大きくなるからです。
誰にも見せない、誰にも触れさせない、誰にも立ち入らせない部分を心の中に持っていても、罪悪感をもつ必要はありません。
しっかりとした自分の軸があれば、相手によってグラグラとキャラが揺れることもなく、リラックスした人付き合いができるようになるはずです。
距離感を間違えると親友との間にひびが入ることもあります。
人付き合いには心の境界線がとても重要だと思います。
友達に嫉妬する関係になることもあるので、こちらもチェックしてみませんか。
まとめ
友達と楽しい時間を過ごした後なのに、疲れている自分を発見した時には「私は人付き合いが苦手なのかも知れない」と思って落ち込むでしょう。
でも、その疲れは相手を思いやり、期待や望みに応えてあげたいと思うあなたのやさしさから生まれる疲れです。
それは悪いことではないのですが、できればもっとリラックスしてラクに人付き合いができるようになりたいですよね。
まずは無理に近寄り過ぎず、一定の距離をキープしたままでも、友達付き合いができるという自信を持つことからはじめてみてください。