あなたには親友と呼べる人は何人くらいいますか?
私は親友と呼べる女友達が数人いますが、その親友たちとは年に数回連絡取り合うくらいの付き合いです。
離れて生活している友達ばかりなので、一緒に遊んだりすこともなくなりました。
それでも親友と呼べる友達がいることは幸せなことです。
ですが、大人になってからたった1人ですが、絶交した友達がいます。
とても親しくて、お互いにソウルメイトだと言い合っていました。
なぜ絶交なんてことになってしまったのか、その理由は色々ありますが、1つは嫉妬心でした。
嫉妬心は誰にでもある感情ですが、恋愛相手だけじゃなく、女友達にも起こることなんですよね。
友達への嫉妬心を持つ自分に嫌悪感を抱いてしまい、悩んでいる人がいるなら、一緒に考えてみませんか?
女友達に嫉妬する心理とは
友達に対する嫉妬心には、3つの心理が働くと考えられます。
自分に対する劣等感
女同士の嫉妬心には、自分と比較してしまい、劣等感を勝手に抱えてしまうことが原因になることが多いようです。
ただし、この場合にはとても親しい友達よりも、広く浅い付き合いの友達に対して感じることがあります。
とても親しい友達が魅力的で、人よりも優れていて、憧れの存在になる場合は、嫉妬するよりも自分の自慢にしてしまうこともあります。
比較して勝手に落ち込んだ末に嫉妬する心理は、自分のプライドが傷つくからだと考えられます。
独占欲による執着心
女友達との付き合いが少なくて、1人の友達と濃密な友情を築いていると、その友達が他の人と行動すると嫉妬してしまうでしょう。
この感情は、ほとんど恋愛した時の嫉妬と同じです。
女の子は子供の頃から1対1の濃密な友情関係を好むタイプと色んな友達と付き合えるタイプがいます。
濃密な友情関係を望む自分と、他の友達とも遊びたい友達とではすれ違いやケンカもあると思います。
独占欲は自分の持ち物に対する執着心にも似た感情なので、友達のことを独り占めしたいのは、他の人にとられたくない執着による感情です。
孤独に対する不安感
友達に彼氏ができたり、新たな環境で新しい友達ができたりすると、自分との時間がなくなってしまい、孤独になるのが怖くなってしまうのも嫉妬心の心理です。
それだけ友達に対して依存していたからこそ、彼氏や他の友達にとられることを嫌がるのでしょう。
ほんとうに友達のことを考えているわけじゃなく、自分のことが大切なので嫉妬してしまうのでしょう。
嫉妬心の正体を見極める
友達に対して嫉妬してしまうのが嫌だと思うのなら、まず嫉妬心の本質を見極めてみましょう。
劣等感による嫉妬
もしも自分と比べてしまい、劣等感から嫉妬する場合は、自分の魅力や人間力をパワーアップさせるために頑張ることで解消されていきます。
独占欲による執着心が嫉妬の正体だと素直に認められる人は少ないと思いますが、それだけ濃い友情関係を築けてきたからなので、一時的に寂しさを感じるのは仕方ないと思います。
独占欲による嫉妬
ですが恋愛して失恋した後と同じように、時間が経てばその気持ちも緩んでくると思います。
自分の交友関係を広げるきかっけにして、1対1の友達関係を見直してみましょう。
孤独感による嫉妬
1人の友達に対する依存が強いと、他の友達にとられないようにいつも行動を共にしたり、恋愛のチャンスをことごとく潰していくような行動に出てしまうと困ります。
それだけ孤独になるのが怖いからなのですが、友達が消えてなくなるわけじゃないし、他にも友達になれる人は必ず存在する信じて乗り越えましょう。
友達への嫉妬から学んだこと
ここで、私が親友だった女友達との付き合いを断つことになった体験をお伝えします。
その友達は5歳年下ですが、バイト先で20代前半に知り合ってから、長い付き合いをしてきました。
ただ、知り合ってしばらくの間は、そんなに濃い友情関係というわけじゃなく、年齢も違うし、育ってきた環境も違うのに、妙に気が合うから何か縁のあるソウルメイトだから、会っていなくてもどこかでつながっていると感じるようないい関係でした。
その関係が変化したのは、お互いにうつ病になって仕事を休んでいた期間がリンクしたからです。
仕事をしていない間は暇なので、いつもどちらかの家で一緒に過ごすようになり、お互いの彼氏も交えて4人で行動することも増えて、すっかり4人のグループ行動が定着してしまったのです。
そんな時に彼女が突然、彼氏にフラれてしまい、ひどいショックを受けてしまったので、一人にするのが心配で私の家でしばらく同居することにしたのです。
徐々に元気を取り戻し、新しい出会いを求めて色んな友達と遊びに出かけるようになった彼女は、自分の家に帰っていきました。
正直な気持ちとしては、私は寂しく感じました。
多分、それは嫉妬だったと思います。
でも、彼女が立ち直って元気になるのなら、私は見守るしかないと考えて、徐々に連絡がなくなって会うことも少なくなっても仕方ないと思ってガマンしました。
そこまでなら絶交ということにはならなかったのですが、数年後に今度は私がその当時の旦那にひどい裏切りを受けて落ち込み、ボロ
ボロの精神状態になってしまいました。
私は彼女に助けを求めてしまいました。
どこかで、「こんなに傷ついているのだから、あの時に私がしたのと同じように、一緒にいてくれるよね」という甘えがあったのだと思います。
ところがひどく冷たい態度で、迷惑そうに「しょうがないじゃん、諦めるしか」と言われてしまったのです。
友達にしてあげたことに見返りを求めてしまった私が馬鹿だった・・。
見事に突き放されて、私はその友達と絶交したのです。
その時から私は、いくら気の合う友達でも、自分以外の人にとられてしまうのが怖くなって嫉妬するような友情関係にならないように気を付けています。
逆に、「私のためにどうしてそこまでしてくれるの?」と不思議に思うような時もあるので、そんな時もお互いに依存し過ぎないように気を付けるようになりました。
孤独になることを恐れない
どんな心理による嫉妬にしても、自己嫌悪に陥る必要はないと思います。
嫉妬心は誰でもあります。
ただし、依存して、執着して、独占しようとするのではなく、友達に対して嫉妬してしまったら、少しその友達との距離感を見直してみましょう。
相手が他の方向に進んで行こうとしているのに、追いかけて背中にしがみ付いても惨めになるだけです。
友達が離れていくような気持ちになって嫉妬してしまったら、それをきっかけにして自分も新しい出会いを探してみるのです。
私も親友とベッタリした付き合いをしなくなったので、色んな人とつながれるようになりました。
新しく友達になった人から刺激を受けると、友達への執着心が薄れていくのを感じられるのではないでしょうか。
女友達への依存がなくなると、いい恋愛のチャンスが巡ってきて、幸せをつかんだという話も聞きますので、いいきっかけになると思いますよ。
嫌いじゃないのに一緒にいると疲れる友達との付き合い方についてもチェックしてみませんか。
まとめ
友達への嫉妬は、別に変な感情でもなんでもなく、普通に感じることです。
友達が多ければ多いほど良いわけじゃないですが、1対1の友達付き合いしかしていないと、嫉妬心に苦しむことが多くなると思うのです。
友達は一人に絞らなくても良いのですよ。